映画「
平庫は本作について「漠然とした感情の塊のように見えていた漫画の中の登場人物たちが、俳優さんの生身の身体を通して新たに実体を得たような感覚がありました」と述べ、「丁寧に織り上げられ再構築されたタナダユキ監督の作品を通して見ることで、登場人物の身と心に何が起こっていたのかを捉え直すことが叶ったのだと思っております」とコメント。そして「今回絵を描くにあたって、二人がきちんと向き合っている一枚絵を描いたことがなかったというお話になりました。『弔いと再会は全く異なる体験であるとわかっているけど、その二つが繋がっていますように』と願うときのことを思い出しながら描いてました」と語っている。
またオルタナティブポスターのデザインを担当した大島依提亜は「コミックスであったものが映画になるというのは、同じ物語、同じ登場人物であったとしても、それはまるで多元宇宙のように枝葉に分かれて、別の世界が紡ぎ出されます。その新たな世界(映画)を眺め、平庫さんが描いたものは、あたかも、シイノとマリコにまつわる、また新たに出現した第三の世界線のような、新鮮な驚きに満ちた素晴らしい絵でした。同じようでいて同じじゃない、それぞれの世界を散策していただけたら」とつづっている。
「マイ・ブロークン・マリコ」は本日9月30日に東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開。
平庫ワカ コメント
漠然とした感情の塊のように見えていた漫画の中の登場人物たちが、俳優さんの生身の身体を通して新たに実体を得たような感覚がありました。
丁寧に織り上げられ再構築されたタナダユキ監督の作品を通して見ることで、登場人物の身と心に何が起こっていたのかを捉え直すことが叶ったのだと思っております。
今回絵を描くにあたって、二人がきちんと向き合っている一枚絵を描いたことがなかったというお話になりました。「弔いと再会は全く異なる体験であるとわかっているけど、その二つが繋がっていますように」と願うときのことを思い出しながら描いてました。
大島依提亜 コメント
原作に対して深い愛のあるこの映画を最初に観た時から、平庫さんの絵でポスターを作りたいと密かに思っていたのですが、ダメ元で打診したところ快く引き受けて下さいました。
コミックスであったものが映画になるというのは、同じ物語、同じ登場人物であったとしても、それはまるで多元宇宙のように枝葉に分かれて、別の世界が紡ぎ出されます。
その新たな世界(映画)を眺め、平庫さんが描いたものは、あたかも、シイノとマリコにまつわる、また新たに出現した第三の世界線のような、新鮮な驚きに満ちた素晴らしい絵でした。
同じようでいて同じじゃない、それぞれの世界を散策していただけたら。
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オルタナティブポスターほしい。
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