醜悪な人種差別を描いたレゲエムービー「バビロン」メインビジュアル公開

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レゲエムービー「バビロン」のメインビジュアルが公開された。

「バビロン」メインビジュアル

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1980年に製作されたものの、醜悪な人種差別をリアルに描き出したため、当時世界的に公開が見送られた本作。イギリスのサウスロンドンに住む青年ブルーは、白人のたび重なる嫌がらせに耐える日々を送りながら、昼間は整備士として働き、夜は仲間たちと結成したユニット、アイタル・ライオンのDJとして活動している。街のどこにも居場所はないが、音楽活動の拠点であるガレージだけがメンバーにとって唯一の楽園だった。サウンドシステム競技を勝ち抜き意気揚々とするブルーと仲間たち。しかしある日、大切なガレージが何者かによって荒らされ、ブルーはついに怒りを爆発させてしまう。ブリンズリー・フォードカール・ハウマントレヴァー・レアードらが出演。音楽をデニス・ボーヴェルとアスワドが担当した。

「バビロン」

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フリーペーパーRiddim発行人の石井志津男は「僕は1980年にジャマイカを舞台にした映画Rockersを日本初公開した。当時買った『BABYLON』という輸入サントラ盤。アスワドやデニス・ボーベルのクレジットがあり、次に公開するのはこれかなとコンタクト先を調べたが到達できなかった」と回想。そして「それが40年を経て、ついにイギリスのブラック・カルト・クラシックを見ることができるのだ。だが今なお我々の世界は人種や階級問題について何も解決していない。若きジャー・シャカやアスワドのメンバー、ロンドンのサウンドシステム事情など、ドキュメンタリーとしても見逃せない」とコメントしている。なお公開初日の10月7日には東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて、石井と写真家・石田昌隆によるトークショーが行われる予定だ。

フランコ・ロッソが監督を務めた「バビロン」は、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次ロードショー。

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(c)1980 National Film Trustee Company Ltd

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