綾野が、写真家・操上和美へ“30代最後の今の自分を撮ってほしい”と依頼したことから始まったという同企画。操上は毎月1度、同じスタジオ、同じポジションで撮影を行った。全560ページ、すべてモノクロ写真で構成された「Portrait」は完全受注生産品。予約はネット書店および全国書店、綾野剛の公式モバイルサイトで受付中だ。ネット書店と全国書店で手に入る通常特典は特製ポストカード(撮影風景動画QRコード付き)、公式モバイルサイトでの限定特典は直筆サインとなっている。予約期間は11月7日まで。なお発売日は、綾野の41歳の誕生日だ。
綾野と操上によるオンライントークショーも実施予定。指定の書店サイトより購入した300名が抽選で招待される予定で、詳細は後日明らかになる。
YouTubeではPR動画が公開中。綾野は「ポートレートという世界に身を投じることによって原点に立ち返れました。操上さんとの挑戦という名の決闘の日々は、作品と自身と他者と向き合うことの大切さを改めて教えて頂きました」、操上は「撮影中に突然、彼が涙を流したことがありました。私はそれに反応して、静かにシャッターを切り続けました。そういう風に感情の起伏がある人間としての綾野剛。彼がなぜ泣いたかとか、もちろん知りませんし聞きません。しかし、とても印象深かった」とコメントした。
綾野剛 コメント
操上さんのスタジオに初めてお邪魔した時、とある男性の写真に出会ったんです。その肖像写真はなんというか“写っている”のではなく、ただそこに“存在”していました。そしていつ撮られた写真なのか全く分からなかったんです。なぜなら時間が、時代が写っていなかったんです。ふとある言葉を思い出しました。役者を始めた頃「写るのではない。ただそこに居ればいい」。僕自身の創作の原点だったと思い出しました。物語もなくフィクションも存在しない削がれたところから表現を学んでいく。ポートレートという世界に身を投じることによって原点に立ち返れました。操上さんとの挑戦という名の決闘の日々は、作品と自身と他者と向き合うことの大切さを改めて教えて頂きました。
操上和美 コメント
30代最後の、40歳までの今の自分を撮ってほしい、と言うことでした。そこで1ヵ月に一度、情景も何も排除して、定点観測のように顔だけを撮り続けた。コートを着た彼が車から降りてスタジオに入ってきて、マスクを着けた、そのままスッとカメラの前に立つ、というようなこともあった。その時々の役柄や、私生活を通じて顔も身体もどんどん変化する、その変化のプロセスが面白い。顔だけに集中することで、どれだけ全体を出せるか、深みに入れるか。ある種、実験的でもありました。撮影中に突然、彼が涙を流したことがありました。私はそれに反応して、静かにシャッターを切り続けました。そういう風に感情の起伏がある人間としての綾野剛。彼がなぜ泣いたかとか、もちろん知りませんし聞きません。しかし、とても印象深かった。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
“綾野が、写真家・操上和美へ“30代最後の今の自分を撮ってほしい”と依頼したことから始まったという同企画。操上は毎月1度、同じスタジオ、同じポジションで撮影を行った。全560ページ、すべてモノクロ写真で構成”/綾野剛の肖像作品集が発売、560ページ×モノクロ写真で https://t.co/ArSuogOsJs