「犬チャリ」香取慎吾の“愚痴”は「あ、草なぎくん！」、岸井ゆきのはゆっくりしたい

「犬も食わねどチャーリーは笑う」の完成披露舞台挨拶が本日8月29日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催され、キャストの香取慎吾、岸井ゆきの、井之脇海、的場浩司、余貴美子、監督の市井昌秀が登壇した。

本作では、SNS「旦那デスノート」の投稿をめぐり、すれ違っていく夫婦の姿が描かれる。香取が夫の田村裕次郎、岸井が“旦那デスノート”に不満を書き込む妻・日和を演じた。

香取は「裕次郎はすごくダメな人間。香取慎吾自身はすごくいい男なので、演じながらどうにも納得がいかなくて」と役どころに言及して笑いを誘う。香取と初の夫婦役を務めた岸井は「子供の頃からずっと見てきた人。（現場には）見てきたままの香取さんがいらっしゃいました。圧倒的な“香取慎吾”という、揺るがないものを感じました」と共演時を振り返った。

本作の物語は、日和が“旦那デスノート”に投稿をすることから展開していく。それにちなんで「日頃ため込んでいる愚痴は？」と聞かれた香取は「愚痴はないなあ。すごく優しいいい子なので」ととぼける。そのあと「ありました！」と声を張り、「いまだに『あ、草なぎ（剛）くんー！』と間違えられます。全然違うはずなのに！ でも（稲垣）吾郎ちゃんと呼ばれたことは一度もない」とはにかんだ。

舞台のツアー中だという岸井は「終演後、20分くらいで帰らないといけないんです。もうちょっとゆっくりさせてー！」とこぼす。井之脇は「マッサージとか知らない人に触られるのが苦手だと話すと、潔癖症扱いされるんです。『井之脇くんは潔癖症だもんね。温泉に誘わないね』と言われちゃう。誘ってほしい……」と嘆いた。

最後に挨拶を求められた香取は「映画に出演させていただけて、舞台挨拶にたくさんのお客様が足を運んでくださって本当に幸せ」と客席を見回す。そして「この作品が好きな映画になってくれたらうれしいです」と観客に呼びかけた。

「犬も食わねどチャーリーは笑う」は、9月23日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開。

※草なぎ剛のなぎは弓へんに前の旧字体、その下に刀が正式表記