本作では、人生の方向性が定まらない女性ユリヤが、歳上の恋人アクセルがいるにもかかわらず、若く魅力的な男性アイヴィンと出会い新たな恋に落ちるさまが描かれる。
このたび解禁されたポスターは、アートディレクターの石井勇一が手がけた6種と、グラフィックデザイナーAICONによるイラストがあしらわれたもの1種。石井は「思い付きでファッションや興味も心変わりしてしまう様に、ビジュアルパターンのロゴ表情も敢えて全く変えています」と語った。
「わたしは最悪。」は、7月1日より東京のBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国で順次公開。
※「わたしは最悪。」はR15+指定作品
石井勇一 コメント
これからの時代における本来の自分らしさ。
気が付けば自己を見失い周りの人の為に生きてしまっていたなんて良く聞く話。そんなこととは無縁な等身大の彼女によるとてつもなくリアルで生々しく、決して他人事ではない解像度で魅せてくれる自分らしさとは。観るまでは、まさかこんな気持ちになるとは思いもしなかった、まさに最悪で最高なギフト映画。
ビジュアル含めて宣材物として特に意識したのは、とにかくリアルで等身大な彼女自身をそのまま打ち出すということ。いわゆる決められた構図の決められた表情ではなく、不安の中にあるひたむきに真っ直ぐを見つめる視線。普段、私たちが何気なくしているリアルな自分の表情こその人生が詰まっている美しさです。
ああは人に言ってしまったけど、色々と思い付きでファッションや興味も心変わりしてしまう様に、ビジュアルパターンのロゴ表情も敢えて全く変えています。紙面としては、タイトルロゴとしての機能性もさることながら、全体の顔を文字で隠して覆うことによる彼女自身への鬱屈感や苦しさ、また自分自身が決して何者でもないといった匿名性を持たせる為のダブルミーニングとしてデザインしています。
劇場パンフレットも同様のコンセプトから、派生した全く視点を変えた仕様の装丁になっていますので、お楽しみにです!
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