インド映画「
本作はインド伝統音楽の打楽器・ムリダンガムの奏者を志す青年・ピーターを主人公とする青春音楽映画。ピーターは映画スターであるヴィジャイの“推し活”で勉強もおろそかになっていたが、ムリダンガム職人である父の作った楽器を巨匠が演奏するのを目にしたことから、自分もその奏者になりたいと願うようになる。彼はカーストによる差別、伝統音楽と映画・テレビ業界との軋轢などの困難を、“推し活”で培った粘り強さや情熱で乗り越えていく。音楽は「スラムドッグ$ミリオネア」「ムトゥ 踊るマハラジャ」のA・R・ラフマーンが担当した。
本作の配給を担うのは、東京の荒川区にあるインド料理店・なんどり。同店は南インド料理を提供する傍ら、日本で公開されるインド映画のフライヤー配布協力やイベント実施、輸入盤の映画DVDの販売も行っている。なんどりの稲垣紀子氏は、2018年の東京国際映画祭にて「世界はリズムで満ちている」のタイトルで上映された本作を鑑賞して以来この作品の“推し活”を続け、2020年に海外版DVDが発売された際には簡易日本語字幕で協力。さらに本作について語るオンライントークイベントを開催した際にインドから飛び入り参加した監督のラージーヴ・メーナンとやり取りを続け、日本配給権を取得したという。
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インド映画「響け!情熱のムリダンガム」作品に惚れ込んだ荒川区のインド料理店が配給 https://t.co/zKhTHVwXQg そうなのかー!