「愛のくだらない」の
「彼女たちの話」の主人公は、女子中学生のミク。男子生徒と衝突し悔しい思いをしたミクは「強くなりたい」と思い、近所のお姉さんからアクションを学び始める。同じ頃、就職活動で「彼氏はいるのか」と聞かれ、OBに「女って時点で就職は不利」と言われた姉チカは、SNSで共闘をうたう女性たちに救われ、自身も動画サイトで発信を始める。こうして姉妹は女性の権利のため力を合わせて活動するのだが、近所のお姉さんやミクの塾の先生の不遇が何も変わらないこと、自由気ままに生きているもう1人の姉ウナが起業に励んでいること、男子生徒がミクの体調を気遣った際にそれを受け入れなかったことなどにモヤモヤを募らせていく。
本作には映画初主演となる
笠松は「みんな自分の中の正しさを守るのに必死で本気で 自分じゃない人たちが少しぼやけてしまう。なにに共感して救われるのかは人それぞれなのに 自分と違う形はどこかで遠ざけてしまう。こう思う人もいる、と知るだけでいいと思います。彼女たちを通して観客の皆さんの中に色々な人の色々な形が残ったらいいなと願っています」とコメント。野本は「『女性による女性のための映画を』ということで始まった企画でしたが、初回の撮影を終えて『女性のための』と性別で区切るのはどうなのかとお互いに感じ方向性を変えていくこととなりました」と述べている。
「彼女たちの話」は同じく野本が監督を務めた中編「
笠松七海 コメント
みんな自分の中の正しさを守るのに必死で本気で
自分じゃない人たちが少しぼやけてしまう。
なにに共感して救われるのかは人それぞれなのに
自分と違う形はどこかで遠ざけてしまう。
こう思う人もいる、と知るだけでいいと思います。
彼女たちを通して観客の皆さんの中に色々な人の色々な形が
残ったらいいなと願っています。
それから最後に睦ちゃんへ
この2年間は必ずこれからの人生の大きな糧になります
だから、大丈夫。
野本梢 コメント
エイジアの稲村久美子プロデューサーとは「次は何に生まれましょうか」(主演:根矢涼香)をはじめ女性主人公の生きづらさを描いた作品を多く制作して参りました。今回「女性による女性のための映画を」ということで始まった企画でしたが、初回の撮影を終えて「女性のための」と性別で区切るのはどうなのかとお互いに感じ方向性を変えていくこととなりました。もちろん女性であるがゆえの不遇はあると思います。だからと言って男性を非難するだけ、不遇を嘆くだけ、正義を振りかざすだけでは前に進めない。よりつぶさに考え行動する。一企業のトップとして子育てもしながら歩みを止めずに来た稲村さんと話しながら制作できたこの作品は私の人生の道標にもなるでしょう。
野本梢の映画作品
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関口蒼 @ao_sekiguchi
情報解禁🎊
野本梢監督「彼女たちの話」
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