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写真にはサーリャと聡太が一緒にスプレーアートを楽しむシーンが収められている。奥平は「僕は絵を描くことが好きなのですが、撮影前にそのことを話したら、聡太が美大を目指しているという設定を監督が加えてくださったんです。なので、莉菜さんと一緒に絵を描いているシーンは心の底から楽しめました」と述べ、「大きな問題を抱えていなくても、心が何かに縛られることって、けっこうあると思うんです。その鬱屈とした気持ちが、絵を描くことで自由になるというか。そういう部分が表現できたシーンになっていると思います」と語った。
オーディションで聡太役を射止めた奥平について川和田は「サーリャとのシーンを演じてもらったとき、これから失われてしまうかもしれないような一瞬の恥じらいというか、まだ青年になりきっていないものを感じました。聡太はサーリャの言葉を受け取ることが多い役なので、作りすぎず、自分の感性を持って寄り添ってくれる人だと思いました」と述懐。奥平は「劇中で、聡太は初めてクルドというものに触れるので、あえて事前にクルドのことを勉強しないようにしました。サーリャと出会って、話をしたときに、素直に反応しようと思っていました」と振り返った。
恋愛要素のある作品が初めてだったという奥平は「相手の女の子がいて、恋愛という関係になるのは初めてでした。ちょっと照れくさかったです(笑)。でも、好きだという感情にプラスして、サーリャが置かれている境遇やいろいろな問題というものを、聡太も一緒に抱えていいのか。それとも、そんなに簡単に同情とかしちゃダメなのかな……と、気持ちが揺れるお芝居だったので、その瀬戸際を表現するのが難しかったです」とコメントしている。
「マイスモールランド」は5月6日より東京・新宿ピカデリーほか全国でロードショー。
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奥平大兼を捉えた「マイスモールランド」新写真、川和田恵真が起用理由語る(コメントあり) - 映画ナタリー
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