「THE BATMAN」ロバート・パティンソンら、NYプレミアでファンの熱気に感激

「THE BATMAN－ザ・バットマン－」のニューヨークプレミアが、現地時間3月1日にアメリカのジャズ・アット・リンカーン・センターで行われた。

ロバート・パティンソン演じる若きブルース・ウェイン / バットマンの姿を追う本作。全身ブラックのコーディネートで登場したパティンソンは、大役へのプレッシャーを感じていたようで「ここに来られて（重圧から）解放された気分だ」と安堵する。そして「初めの予告編が出てから長い間、ファンを待たせたからね。それでもまだ同じ熱気で待っていてくれるなんて、感激だよ」と感謝し、「この映画は撮影、音響、すべてが素晴らしい。劇場で観るべき」とアピールした。

キャットウーマン / セリーナ・カイル役のゾーイ・クラヴィッツは、胸元に猫のカッティングが施されたドレスで登場。「とても長い旅だったから、ついにここに来られてとてもうれしい」と述べ、パティンソンとの共演について「彼は素晴らしい。役になりきるその能力がすごくて、その役の中で彼自身が見えなくなってしまう。そのうえ感情のすべてをその役の中に持ち込んでいた」と熱弁した。ポール・ダノは、史上最狂の知能犯リドラーを演じたことについて「自分のキャリアの中でも忘れられない1作！」「リドラーを演じられるなんて思ってもいなかった。マット・リーヴス監督が書いたリドラーは天才」と興奮をあらわにする。

特殊メイクが話題になっているペンギン役のコリン・ファレルも、監督のリーヴスに対して「プロダクションデザイン、衣装やカメラ、照明も素晴らしく、その細部に至るまで監督が気を使っている。彼はセットでもすごいエネルギーで、何を食べたらあんなにエネルギーが出るんだろう」と称賛。またDCキャラクターのアクアマン役で知られるジェイソン・モモアも駆け付け、元義理の親子であるクラヴィッツの晴れ舞台を祝福した。

そのほかプレミアにはアルフレッド役のアンディ・サーキス、カーマイン・ファルコン役のジョン・タートゥーロらが集結。リーヴスは新型コロナウイルス感染が判明したためプレミアは欠席となったが、上映前の舞台挨拶にオンライン中継で参加して「この映画を一緒に作ってくれた最高のスタッフに心の底から感謝したい」とメッセージを伝えた。

「THE BATMAN－ザ・バットマン－」は3月11日より全国でロードショー。