「忍びの国」の中村、「喜劇 愛妻物語」の足立、「失恋殺人」の窪田が、緊急事態宣言下に仕事を奪われたエンタメ従事者のため始動させた「稽古場」。コロナ禍の演技ワークショップから生まれた同企画では、3人の監督が同条件の予算・時間・設定のもとそれぞれの作品を制作した。
中村の「リアクション・マスター」には「獣電戦隊キョウリュウジャー」の
ワークショップ受講料は文化庁の助成(文化芸術活動継続支援金)を利用し、劇場公開時の収益は出演俳優に均等に分配される。クラウドファンディングでは、本作の宣伝配給費の支援を募集。リターンには監督とのリモート飲み会、オンライン試写会、演技ワークショップ見学権などが用意された。クラウドファンディングは9月30日まで実施されている。
中村義洋 コメント
落ち込むことの多かった2020年という年で、今回の短編映画の撮影は、ああ、私は本当に現場が好きなのだなあ、と今更ながらに気づかされた、生涯忘れ得ぬ日となりました。何かと後ろ向きだった私に「そんなこと言ってたら何もできないじゃないすか」と半ば強引に巻き込んでくれた窪田監督と、泰然自若として終始笑みを浮かべていた足立監督に感謝申し上げます。「リアクションマスター」は実は十年ほど前から、いつかやれないかと虎視眈々とチャンスを窺っていた作品です。こういう映画があったらどうかと一人考えてはほくそ笑む、とてもふざけた仕掛けの映画ですが、この悪ふざけに怒るどころか共犯者として嬉々としてつき合ってくれた俳優の皆さんに、改めて、心から感謝申し上げます。
そうして元気になった御礼というわけではないんですが、今回のクラウドファンディングにご協力頂けましたら、リターンには暑苦しいほどの全力で臨ませて頂きますので、何卒ご支援のほどよろしくお願いします。
足立紳 コメント
コロナ禍のワークショップで出会った、面白くて素敵な俳優さんたちと短編映画を作りました。ワクワクすることを失うことが多いときに、僕にとっては数少ない楽しい時間でした。
苦しいコロナ禍ではありますが、そのコロナ禍設定でちょっと笑えて少し元気が出るような作品を目指しつつ、魅力的な俳優さんたちが、そのまま魅力的に映ってくれたらと思って作りました。
この俳優さんたちを、是非多くの方々に観ていただきたいです! 応援よろしくお願いいたします!
窪田将治 コメント
2020年は悶々としたコロナ禍で、思うように行かない世界になってしまいました。
この短編は理想とかけ離れ、思うように行かない人間が爆発する話です。こんな世界だからこそ思い浮かんだ話です。作品の中でくらい爆発させてくれと。
結果、魅力的な5人の俳優部が鬱憤を晴らすかの如く輝いているかと思います。
きっと時代を担う俳優がいると信じてますので、皆さんも歴史の目撃者となって貰えると嬉しく思います! 応援よろしくお願いします。
関連する特集・インタビュー
中村義洋の映画作品
リンク
映画ナタリー @eiga_natalie
中村義洋、足立紳、窪田将治が参加、ワークショップから生まれた「稽古場」資金募集(コメントあり)
https://t.co/MyiUB8W5Hv
#中村義洋 #足立紳 #窪田将治 https://t.co/XesNXoiBm7