「EUフィルムデーズ2021」が5月28日より東京・国立映画アーカイブ、6月17日より京都・京都文化博物館で開催。オンラインでも5月28日にスタートする。このたびラインナップが発表された。
「映画で旅するヨーロッパ」をテーマに欧州連合加盟国の映画を紹介する「EUフィルムデーズ」。2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けてオンライン開催のみだったため、1年ぶりにリアル開催される運びに。19回目となる本年は最多26カ国が参加し、日本初公開作含む全27プログラムが出そろった。
日本初公開作には、19カ国・1万8000kmに及ぶ自転車旅を記録した「オーストリアからオーストラリアへ ふたりの自転車大冒険」や、1950年代から現在までのルクセンブルクの女性運動史を紹介する「彼女たちの物語」といったドキュメンタリーがラインナップ。また18歳の少年が自身の性的アイデンティティを明かせず苦悩するスロベニアのLGBT作品「ことの成り行き」、「アンダルシアの犬」の
チケットとオンライン視聴の詳細は「EUフィルムデーズ2021」公式サイトで確認を。
EUフィルムデーズ2021
東京
2021年5月28日(金)~6月20日(日)東京都 国立映画アーカイブ
料金:一般 520円 / 高校・大学生、65歳以上 310円 / 小・中学生 100円 / 障害者(付添者は原則1名)、キャンパスメンバーズ 無料
京都
2021年6月17日(木)~7月4日(日)京都 京都文化博物館
料金:一般 500円 / 大学生 400円 / 高校生以下 無料(総合展示入場料で鑑賞可)
オンライン
2021年5月28日(金)~6月25日(金)
料金:無料(各作品視聴は先着400人まで)
※視聴方法は「EUフィルムデーズ2021」公式サイトで近日発表
EUフィルムデーズ2021 ラインナップ
アニメーションの現在
サルバドール・シモ「ブニュエルと亀甲のラビリンス」(スペイン)東京 / 京都 ※日本初公開
スリラーの秀作
ペテル・ベビアク「境界線」(スロバキア)東京 / 京都 ※日本初公開
イリヤン・ジェヴェレコフ「完全監視」(ブルガリア)東京 / 京都 / オンライン ※日本初公開・英字幕のみ
フリーヌル・パルマソン「
ペーテル・グローンルンド「ゴリアテ」(スウェーデン)東京 / 京都 / オンライン ※日本初公開
歴史を描く
リタ・アゼヴェード・ゴメス「ポルトガルの女」(ポルトガル)東京 / 京都 / オンライン
ドキュメンタリー
アン・シュローダー「彼女たちの物語」(ルクセンブルク)東京 / 京都 / オンライン ※日本初公開
コンスタンチン・パパニコロー「フローズン・アンブロシア」、併映「ヘラの天使」(ギリシャ)東京 / 京都 / オンライン ※日本初公開・英字幕のみ
アンドレアス・ブチウマン、ドミニク・ボヒス「オーストリアからオーストラリアへ ふたりの自転車大冒険」(オーストリア)東京 / 京都 / オンライン ※日本初公開
マリュス・マルケヴィチュス「もう一つのドリームチーム」(リトアニア)東京 / 京都
ヨーロッパの若者たち
ヨハン・ティメルス「ファイト・ガール」(オランダ)東京 / 京都 / オンライン
ダルコ・シュタンテ「ことの成り行き」(スロベニア)東京 / 京都 ※日本初公開
ノラ・フィングシャイット「システム・クラッシャー 家に帰りたい」(ドイツ)東京 / 京都
アンドレア・セドラーチュコヴァー「フェア・プレー」(チェコ)東京 / 京都 / オンライン ※日本初公開
ライン・ランヌ「ユニコーンを追え」(エストニア)東京 / 京都 / オンライン ※日本初公開
大好きな人、大好きなもの
ネヴィオ・マラソヴィッツ「コミックサンズ Comic Sans」(クロアチア)東京 / 京都 ※日本初公開
ティム・ミーランツ「パトリック」(ベルギー)東京 / 京都 ※日本初公開
マリオス・ピペリデス「スマグリング・ヘンドリクス」(キプロス)東京 / 京都
h a t o @hatoincident
そういえば、今年のEUフィルムデーズでブニュエルを描くアニメーション上映するの、あちら方面の皆さんはご存知ですよね。IMDbの人物一覧にはダリの名前もあるけど……。オンライン開催だから東京と京都以外の人も見られるはず。
https://t.co/kShUo3AsyW