齊藤工がアジア太平洋の国際賞で監督賞に輝く、日本人初の快挙

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「フードロア:Life in a Box」の監督を務めた齊藤工が、Asian Academy Creative Awards 2020で最優秀監督賞を受賞。同賞の受賞は日本人としては初の快挙となる。

齊藤工

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「フードロア:Life in a Box」

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Asian Academy Creative Awardsは、アジア太平洋地域16カ国の中から優れた映像コンテンツを選出する国際賞。第3回となる今年は齊藤のほか、ドラマ「愛の不時着」などが最優秀ドラマシリーズ賞、「泣きたい私は猫をかぶる」ほかが最優秀アニメーション賞に輝いた。

「フードロア:Life in a Box」

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安田顕と安藤裕子が共演した「フードロア:Life in a Box」は、エリック・クーが製作総指揮を担当し、HBOアジアが製作した全8話の食にまつわるアンソロジー「フードロア」の1編。齊藤は「物語は、私が西日本豪雨の2018年に広島で出逢ったボランティアに対して配られた塩むすびの塩加減に感動し涙した、実際の出来事が起源になっています。そんな奇跡的な出逢いの連鎖がこの受賞の裏側にはあります」と明かし、「多くの方々が樹形図の様に私のクリエイションには存在して下さり、そのアベンジャーズの様な誇らしい樹形図そのものが海を超え評価されたのだと思っています」「p.s.自粛中に夢中になった『愛の不時着』と並んでの受賞には震えました」と語っている。

齊藤工 コメント

2017年にシンガポールでエリック・クーに公開前の「blank13」を観て貰った事から
HBOアジア「FOLKLORE」シリーズの日本代表の監督に推薦して頂き、
その時に監督した「TATAMI」を含む「FOLKLORE」シリーズが世界的に好評を得て
「FODLORE」シリーズに繋がり、「Life in a Box」は生まれました。

物語は、私が西日本豪雨の2018年に広島で出逢ったボランティアに対して配られた
塩むすびの塩加減に感動し涙した、実際の出来事が起源になっています。
そんな奇跡的な出逢いの連鎖がこの受賞の裏側にはあります。

主演の安田顕さんや安藤裕子さん、撮影の早坂伸さんや脚本の金沢知樹さん、
編集の小川弾さんや録音整音の桐山弘之さんをはじめ、多くの方々が樹形図の様に
私のクリエイションには存在して下さり、
そのアベンジャーズの様な誇らしい樹形図そのものが海を超え評価されたのだと思っています。

同時に“斎藤工”なんて知らない方々に作品がどう映るか、
作品至上主義でモノ作りをして来たつもりなので
これからもその想いで映画に臨めよと叱咤激励を頂いた様にも思いました。

「Life in a Box」がこれを機に国内でもお目見えする機会が増える事を願いながら
またアベンジャーズの面々とより一層精進してモノ作りをして行きたいと思います。

p.s.自粛中に夢中になった「愛の不時着」と並んでの受賞には震えました

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(c)2019 HBO Pacific Partners, v.o.f. HBO and HBO Asia Originals are service marks of Home Box Office, Inc. FOOD LORE is a service mark of HBO Pacific Partners, v.o.f. Used with permission. (c)2019 HBO Asia. All rights reserved.

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