東京ドキュメンタリー映画祭のラインナップ解禁、香港民主化運動の最前線捉えた作品も

4

94

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 16 53
  • 25 シェア

東京ドキュメンタリー映画祭2020の全ラインナップが明らかに。12月5日から11日にかけて東京・K's cinemaで開催される。

「東京ドキュメンタリー映画祭2020」ビジュアル

「東京ドキュメンタリー映画祭2020」ビジュアル

大きなサイズで見る

映画、テレビ、Web動画の垣根を越えたドキュメンタリー作品をまとめて上映する本映画祭。メインのコンペティション部門には、3年目にして過去最高の150作品以上の応募があり、今年は長編10本、短編30本が上映される。戦争、原発、トランスジェンダー、東京オリンピック、コロナ禍などをテーマにした作品が並んだ。

「民族映像詩」と題した特集プログラムでは、アイヌなど少数民族を捉えた9作品を上映。また特別プログラムでは民主化運動に揺れる香港を捉えた2作品がスクリーンに。ジャーナリストの堀潤が警察の弾圧に向き合う香港の若者たちにカメラを向けた「STAND WITH HK」、2019年11月に香港中文大学で起きた警察の不法侵入事件の一部始終を地元の映像作家が記録した「中大防衛戦」が上映される。

審査員は長編を映像ジャーナリストの綿井健陽と東京国際映画祭プログラミングディレクターの矢田部吉彦、短編を映画作家の代島治彦と映画プロデューサーの川井田博幸が担当。観客賞の選出も行われる。詳細なラインナップは下記で確認を。

東京ドキュメンタリー映画祭2020

2020年12月5日(土)~11日(金)東京都 K's cinema

長編コンペティション

東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート
焼け跡ダイアリー ~ツインカレンダー 双子暦記~
40年 紅どうだん咲く村で
DieAter2 パンデモニウム
きりむすぶ
なれのはて
傍観者あるいは偶然のテロリスト
私はおぼえている
大月語
白根紙鳶見聞録 凧ノ国

短編コンペティション

短編1 日本とアジア、民主主義の問い

「Punk Save the Queen」
「東京2018 プノンペン」
「ヤジと民主主義」

短編2 石垣島の基地問題

「ウーマンラッシュアワー村本大輔がアメリカに行くまでドキュメンタリーvol. 10 赤ちゃんになりたい / vol.1 1 嫌われることは無駄じゃない」
「沖縄と本土 一緒に闘う」

短編3 原子力と人間

「被爆死した米兵を追って」
我が友・原子力~放射能の世紀

短編4 “当事者たち”の告白

「あなたの瞳に話せたら」
「I Am Here ―私たちはともに生きている―」

短編5 日本発ダイレクトシネマ

「炉」
「有酸素ナンパ」
想像

短編6 障がいと表現、生の軌跡

「ベジタブル・バスケット」
「ハンセン病を生きて」
「ピアノが私にくれたもの」

短編7 いのちの神秘、からだの不思議

「Birth―めぐるいのち―」
「LOOKING FOR THAT―アレを探して―」

短編8 赤裸々!家族ドキュメント

「二ヵ月」
「Bye Bye Daddy」
「Queen Hisako」
「プロポーズ」

短編9 自然との共生

「多摩川の野良猫写真家」
「私たちの山」
「THE LIMIT」
「セーブ・ザ・リーフ~行動するとき~」

短編10 カメラは踊る

「時と場の彫刻」
「メランコリア」
「大野一雄三部作 光への四つの道」

短編11 文化映画レボリューション

「その先に、火を灯して」
「剣術 La Voix Du Sabre」

特集 民族映像詩

カムイチェプ サケ漁と先住権
カナルタ—螺旋状の夢—
からむしのこえ
「アッパ・オリの一日」
「プティー ジャライ族の墓放棄祭」
「デヴォキ~神に捧げられた女たち~」
「説経浄瑠璃三代目・若松若太夫 一声二節のわざ」
「ナガのドラム」
「アルナチャール人類博覧会」

特別 香港クライシス

「STAND WITH HK」
「中大防衛戦」

この記事の画像(全1件)

読者の反応

  • 4

岩本太郎 @iwamototaro

東京ドキュメンタリー映画祭のラインナップ解禁、香港民主化運動の最前線捉えた作品も https://t.co/JAHN0kwXNK

コメントを読む(4件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート / 焼け跡ダイアリー ~ツインカレンダー 双子暦記~ / 40年 紅どうだん咲く村で / DieAter2 パンデモニウム / きりむすぶ / なれのはて / 傍観者あるいは偶然のテロリスト / 私はおぼえている / 大月語 / 白根紙鳶見聞録 凧ノ国 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。