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京都アニメーションが製作した本作は、“自動手記人形”と呼ばれる代筆屋の少女を主人公としたテレビアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の劇場版。鑑賞後の観客の前で石川は「劇場版は願いであり、夢。やっと公開できて胸がいっぱいです」と感無量の面持ちで語る。浪川も「収録のとき、京都アニメーションさんの気迫、監督の思いをひしひしと感じました。昨日公開されてから、喜んでくださっている感想をたくさん目にして、今日こうして(イベントに)参加できてよかったなと思っています」と続けた。
そして、テレビシリーズから監督を務めてきた石立は「今日ここにこうして立てていること、昨日公開できたことが夢みたいです。やるからには今自分たちができることを全力で、作品に込めようと思っていました」と胸中を述べ、「今日は僕が代表してここに立っていますが、すべてのスタッフが本当にがんばって作ってくれた作品だと思っています」と感極まりながら観客に語りかける。石立のコメントに誘われ、登壇者たちからも涙が。「ただただ、完成させてくださってありがとうございます」と泣きながら感謝した石川は、「みんなでヴァイオレットの生涯を描ききるというところを目標にしてきたので、監督ががんばってくださっているのも聞いていましたし、私たちはアフレコで負けないように頑張るしかなかったんですけども、私も昨日朝一で映画を観させていただいて、素晴らしいものができ上がったなと思いました」と伝えた。
アフレコ現場での思い出について、石川は「ギルベルトとヴァイオレットの再会シーンは一番最後に収録させていただいたんですけども、音響監督の鶴岡(陽太)さんから『石川が思っているヴァイオレットが正解だから。好きなようにやって』と任せていただいて。『ただし音(劇伴)も入れないから』と言われてすごいプレッシャー(笑)」と述懐。同シーンの石川について、浪川は「ハンカチ持ちながら、涙でグジュグジュになりながらやってらっしゃったので、終わったあとはすごい号泣でしたね」と言及すると、「ギルベルトが『ヴァイオレット!』と叫ぶシーンがあって、何回もやらせていただいたんですが、使われているテイクは声が裏返ってるんです。裏返ってないバージョンもあったんですが、どちらを使うかはお任せしました」と裏話を披露した。
最後に石川は「お客様の温かい拍手をいただいて“こんなに愛されているんだよ”ということをヴァイオレットに伝えたいなと思いました。今回この劇場版にはヴァイオレットの生涯とともに、私たちの思いも刻まれていると思いました。皆様の心にいつまでも残る作品になることを祈っています」とコメント。石立は「この映画を観てそれぞれ大切な人のことを思い返していただいて、自分が今大切な人に伝えるべきことを伝えているのか、観終わったあとに思っていただけるような作品になっていたらいいなと思っています」と願いを込めた。
「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は全国で公開中。
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一旦コロナで延期になってから、やっと公開。未だコロナ禍、大画面で観たいのに、やっぱり僕は行けそうもありません。 https://t.co/0BRmwzAwB8