9月10日に開業する映画館・TOHOシネマズ 立川立飛の内覧会が、本日9月3日に開催された。
9スクリーン、1605席を擁する同劇場は、東京・ららぽーと立川立飛の近接地にオープンする。今回スクリーン1にIMAXデジタルシアター、スクリーン5に空気を震わせるサウンドを体感できる轟音シアター、スクリーン7にはTOHOシネマズ独自規格のプレミアムシアターが導入された。同劇場のIMAXデジタルシアターでは、従来のIMAX 6.1chシステムに左右両サイドと天井にチャンネルを加えた12.1chのイマーシブ・サウンド・システムを採用。これは立川エリアでは初の試みとなる。
TOHOシネマズ 池袋に続いて「音の体感・迫力あるサウンド」を意識して設計されたのが轟音シアター。スクリーン下に設置されたサブウーハーはアイソバリック方式を採用したもので、通常の1.5倍から2倍のパワーを発揮する。技術担当者が冗談交じりに「音を流した状態でスピーカーに触れると突き指してしまうくらい」と話すほどで、特別にスピーカー部分に触らせてもらうと、音が流れた瞬間大きく弾けるような衝撃が。またデモ上映では飛行機の爆音や銃撃の迫力、低音の響きに圧倒された。
今回轟音シアターとプレミアムシアターの音響監修を
一方プレミアムシアターでは低音から高音までをフルレンジでカバーする。導入されるのは、TOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 熊本サクラマチ、TOHOシネマズ 池袋に続いて4劇場目だ。衣擦れや吐息の音まで聞こえるよう設計し、映画製作者の思いをそのまま再現することを目指している。
さらに飲食売店には、日本初導入となる大型ドリンクバーが登場。案内してくれた担当者は、ファミリーや学生が多い立地条件を挙げながら「映画館は進化していく必要があるので、新しい楽しみ方として受け入れていただけたら」とコメント。劇場支配人の大石誠氏も「新しい取り組み、挑戦ですね」と述べた。
NAOKI コメント
イチ映画ファンとして、これまで数々の映画館で様々な作品と出会ってきた中で、
芸術文化の集合体とも言える映画において「音の質」の重要性を強く感じてきました。
この素晴らしいチームに参加出来たことを光栄に思います。
今回、映画館として世界トップクラスの音響技術のノウハウをお持ちのTOHOシネマズさん、
ジーベックスさんと共同作業をするにあたり、
これまで映画業界にはあまり反映されてこなかったレコーディングの世界でのイコライジングの技法とスピーカーチューニングの在り方を提案させていただきました。
無数のスピーカーが設置される大型の映画館では、音が各スピーカーから客席に届く距離のズレからどうしてもディレイ(遅延)が発生します。
今回プレミアムシアター、轟音シアターではこのディレイを排除するために、
「人の耳」による10万分の1秒単位での各スピーカーの再生開始時間の調整を実現しました。
劇場特有の「音のズレ」を徹底的に解消したこのスクリーンでは、全てのスピーカーからの音が耳の前でピタリとひとつに聴こえます。
「ひとつの音」が滲むことなくちゃんとひとつに聴こえるという事。
これが「体温を感じる自然なセリフ」と「最大限のダイナミックレンジ(音の強弱)による繊細な表現」を可能にし、
映画作品本来の持つポテンシャルの発揮を実現しました。
「音を体感する」轟音シアター、「最上級スペックで名画を味わう」プレミアムシアター、
TOHOシネマズ、ジーベックスの皆さんとチーム一丸となって「日本一の映画館」を目指して挑んだTOHOシネマズ立川立飛をお楽しみください。
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月夜野 @tsukiyono_
TOHOシネマズ 立川立飛お披露目、LOVE PSYCHEDELICOのNAOKIが音響監修 https://t.co/67uxsqe8wa