映画監督・森崎東が死去、「ペコロスの母に会いに行く」など人情喜劇を手がける

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ペコロスの母に会いに行く」などで知られる映画監督・森崎東が7月16日に92歳で死去した。同作を配給した東風への取材でわかった。

「ペコロスの母に会いに行く」撮影時の森崎東。

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「ペコロスの母に会いに行く」撮影時の森崎東。

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1927年長崎県島原市生まれの森崎は、1956年に松竹京都撮影所へ入社。野村芳太郎や山田洋次の助監督などを務めたほか、「男はつらいよ」「ドリフターズですよ!特訓特訓また特訓」などの脚本に参加する。1969年に山田の原案による「喜劇 女は度胸」で監督デビューを果たし、翌年には「男はつらいよ フーテンの寅」のメガホンを取った。「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」「ニワトリはハダシだ」など、社会のはみ出し者たちや庶民が力強く生きるさまを描いた人情喜劇を多く手がけている。

「ペコロスの母に会いに行く」 (c)2013『ペコロスの母に会いに行く』製作委員会

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最後の監督作「ペコロスの母に会いに行く」は2013年に公開され、第87回キネマ旬報ベスト・テンの日本映画1位などに選ばれた。第35回ヨコハマ映画祭で監督賞を受賞したほか、主演の赤木春恵にも数々の賞をもたらした。岡野雄一のエッセイマンガをもとに、認知症を患った母の介護体験をユーモラスに描いた同作。NHKのドキュメンタリー「記憶は愛である~森崎東・忘却と闘う映画監督~」では、森崎自身も認知症を発症していることを知りながら、映画制作に向き合う姿が放送された。

※森崎東の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

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