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高田郁の時代小説シリーズをもとにした本作では、主人公・澪が料理人として成長していく姿や、吉原で花魁として生きる“あさひ太夫”こと幼なじみ・野江との不変の友情が描かれる。澪に松本、野江に奈緒が扮したほか、若村麻由美、浅野温子、窪塚洋介、小関裕太、藤井隆、薬師丸ひろ子、石坂浩二、中村獅童らが共演した。
本日は浴衣姿で登場した松本と奈緒。撮影後も交流が続いてることを打ち明け、仲の良さをうかがわせる。2人のエピソードを聞かれると、松本は「地方での撮影では奈緒さんの部屋に行って話をしたり、花火を一緒にしました」と回想。奈緒は「完成した作品の試写を一緒に観たあとにお茶をしていたら、帰宅ラッシュの時間になってしまって。2人して満員の山手線に揺られながら帰ったのは楽しい思い出です」と楽しげに明かした。
これまで数々の作品を手がけてきた角川は、松本と奈緒について「2人に共通しているのは、脚本の読解力が極めて高いところ。そして穂香は健気なくらい努力家。奈緒は直感的な感性の持ち主。ラストシーンはその演技にゾッとした。大女優誕生の場に立ち会ったような気がした」と絶賛する。松本は恐縮しつつ「撮影が終わっても監督は私たちを見守って愛してくれているんだと感じています」と感謝。奈緒も「監督から『2年後、3年後に2人は大女優になる!』と直接言われました。何年かかってもその言葉に見合うような役者になれるよう一生懸命お芝居をしていきたい」と誓いを立てる。
本日が七夕であることから、短冊に願い事をしたためる企画も。松本が「奈緒ちゃんとキャンプに行けますように。キャンプに行って奈緒ちゃんの好きなカレーを一緒に作ろうかな」と述べると、奈緒は「きゃー! うれしい!」と感激をあらわに。奈緒は「晴れの日の多き十月となりますように」と映画公開日に思いを馳せる。角川は「星まつり 詩歌(うた)と映画に身を尽くす」と書き記した。
本作にはかつて“角川映画”を彩ったスターたちが多数出演。松本は「変に気負っても仕方がないので、勉強をさせてもらうような気持ちで演じました」と改めて現場を振り返る。本作が“生涯最後の映画監督作”だという角川は「撮影は毎日が楽しく、終わってから2カ月経っても撮影現場の夢を見ていました。そしていまだに『みをつくし』後遺症にかかっています」と深い愛着を伝え、「日本人のみならず、全世界の人々に愛される映画にしたい」と希望を語った。
「みをつくし料理帖」は10月16日より全国ロードショー。
※高田郁の高は、はしごだかが正式表記
※動画は現在非公開です。
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「みをつくし料理帖」松本穂香と奈緒を絶賛、角川春樹「大女優誕生に立ち会った」
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