劇場に観客呼び戻すためのキャンペーン開始、アンバサダー役所広司が会見出席

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「『映画館に行こう!』キャンペーン2020」の記者会見が本日6月30日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われ、キャンペーンアンバサダーの役所広司らが登壇した。

役所広司

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本日から8月31日まで行われる本キャンペーンでは、「映画館は安全で、安心で、楽しい場所である」ということを発信するためさまざまな取り組みを実施していく。まずは公式サイトやYouTube、SNSなどを開設して連動。各興行会社の感染予防対策を公式サイトで紹介するほか、観客に対しても“新しい映画鑑賞様式”の提案を動画を通して行う。

また役所を筆頭に、映画館スタッフや製作関係者などの映画業界人10人が出演した動画をサイトで公開。今の映画館に対する思いなどが語られる。加えて新作映画に登場する俳優や監督、声優、キャラクターらが作品の見どころ、映画鑑賞の魅力などを伝えるコメント動画もアップされることが明らかになった。

松岡宏泰

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役所広司

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「映画館に行こう!」実行委員会委員長の松岡宏泰は、役所の起用理由を「今回は製作、配給、興行の垣根を越えたキャンペーンです。業界の看板と言える人を選ぶのが一番だろうということになり、役所さんで意見はすぐまとまりました」と説明。対する役所は「こういう役目は本当は苦手なんですが、長年映画館に世話になってますので役に立てれば……」と笑顔を見せる。

続けてステイホーム期間中を振り返った役所は、「これまでも映画界はいろんなピンチをチャンスに変えて優れた映画を生み出してきたと思う。コロナショックを機に日本映画界がさらに活性化して、かつて世界の映画に大きな影響を与えた巨匠たちのような才能が生まれるかも……と大きな夢を見ながら自粛していました」と述懐。そして「まずはお客さんに映画館で映画を観てほしいという思いがあります。自粛中にテレビで映画を楽しまれた方も多いと思いますが、映画館で観る映画は別物だと思う」と話し、「映画館スタッフたちが安心安全のためがんばっていますので、我々観客も油断せず、コロナ下における映画鑑賞マナーを守って映画を楽しんでいきたいですね」と呼びかけた。

岡田裕介

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「『映画館に行こう!』キャンペーン2020」記者会見の様子。

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後半には質疑応答の時間も。安全をうたえるほどであるにもかかわらず、使用席数に制限を設けなければならないのは大変なのではないかという質問に答えたのは、「映画館に行こう!」実行委員会顧問で日本映画製作者連盟会長の岡田裕介だ。「きついですが、しばらくの間は世の中の流れに従います。8月上旬から元のように戻していきたいなとは思っています」と話した。松岡は「できるだけ早く100%のお客さんを迎えたいが、業界が決められるものではない。専門家や行政、お客さんの声などを聞きながら戻していきたい」とも付け加えた。

まだ撮影に入っていないという役所だが、フェイスシールドなどのコロナ対策が講じられた現場の難しさについては俳優仲間と話したという。「人と触れ合うことが僕たちの仕事のエネルギーになっているので、みんなそのへんに苦労しているようです」と述べるが、「覚悟と努力があれば、こんな状況でも優れた作品は生まれると信じている」と力強いコメントも。

役所広司

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そして「映画は映画館で観てもらうためにみんなで作っています。映画館でその魅力が伝わるんです。このコロナショックを乗り越えて、日本映画界がもっと豊かに、誇らしいものになるようみんなでがんばりたいと思います」と語り、イベントを締めた。

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