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大九明子が監督を務めた本作は、とある会社で派遣社員として働く40代の独身女性・川嶋佳子の悲喜こもごもの日常を切り取った物語。シソンヌのじろうが長年コントで演じてきた同名キャラクターによる日記という体で書かれた小説をもとにしている。
佳子役の松雪は「じろうさんの言葉がすごく美しくて、詩的でユーモアがあってかわいらしかった。イマジネーションが広がっていく脚本だったので、ぜひ!という感じでした」と本作との出会いを振り返り、「じろうさんが演じたコントの映像を観たら、映画のキャラクターとは全然違ってびっくりしました」と笑う。佳子の会社の後輩・若林ちゃんを演じた黒木は原作がもともと好きだったそう。彼女は「テンポが心地よくて、楽しくて幸せな撮影でした」と懐かしそうに話して「私の邪気が見えないように気を付けました」と演じるにあたっての思いを明かして松雪から「邪気、ないでしょ! 本当に天使でした」とツッコまれていた。
清水は「これまでと違う新鮮な役」と佳子の生活に大きな変化をもたらす二回り歳下の青年・岡本くんの役どころに触れて「松雪さんの相手役と聞いたときは、おっ……と緊張が走りました。僕からしたら『テレビに出てる人だ!』という感じなので」と続ける。そんな彼の劇中での振る舞いについて、松雪と黒木は「キュンキュンでしたね!」と盛り上がりながら言及し、清水を照れさせていた。
「甘いお酒でうがい」は、4月10日より東京・テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国でロードショー。
※「甘いお酒でうがい」は、新型コロナウイルスによる感染症の拡大を受けて公開延期となりました。最新の情報は公式サイトをご確認ください
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