ドラマ「天 赤木しげる葬式編」年末に放送、岸谷五朗、古川雄輝、吉田栄作が続投

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特別ドラマ「天 赤木しげる葬式編」が2019年末にテレビ東京でオンエアされる。放送に先駆け、動画配信サービス・Paraviにて11月11日より完全版が独占配信されることもわかった。

「天 赤木しげる葬式編」ビジュアル (c)福本伸行・竹書房/「天 赤木しげる葬式編」製作委員会

「天 赤木しげる葬式編」ビジュアル (c)福本伸行・竹書房/「天 赤木しげる葬式編」製作委員会

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「天 天和通りの快男児」13巻 書影 (c)福本伸行/竹書房

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これは福本伸行のマンガ「天 天和通りの快男児」を原作とする作品。2018年10月から12月にかけて放送されたドラマの続編となる。天貴史役の岸谷五朗、井川ひろゆき役の古川雄輝、浅井銀二役の田中要次、五十嵐健役の星田英利、僧我三威役のでんでん、原田克美役の的場浩司、赤木しげる役の吉田栄作が続投。新たに金光修蔵役で田山涼成がキャストに名を連ねた。二宮崇が監督、宮本正樹が脚本を担当する。

吉田栄作演じる赤木しげる。(c)福本伸行・竹書房/「天 赤木しげる葬式編」製作委員会

吉田栄作演じる赤木しげる。(c)福本伸行・竹書房/「天 赤木しげる葬式編」製作委員会[拡大]

岸谷は「連続ドラマの放送が終わるときに、キャストの間では赤木の葬式編をやりたいねと話していたので、今回、こうして葬式編をできることがすごく幸せなことですね」とコメント。古川は「原作ファンの皆様に納得して頂けるように全力で演じたいと思います」、吉田は「赤木はどこか自分と重なるような部分もあるような気がしていて、今回も自分が自分じゃなくなることを一番嫌っていると思うんです。自分の生き方みたいなものを投影していけるのかなと思っています」と述べている。

また福本は「今回、天の最終章、アカギの最期の物語がドラマ化となりました。18年ほど前『天』を描きあげた時点では1ミリも考えなかった事です。こんな事も起こるんですね」と驚きを明かし、「洞窟の中で小さな灯りが燈り、それがホントに少しずつフワ…と広がるように、アカギの自由さ、暖かさ、賢明さが、今回のドラマ化で世界に広がっていけば、皆が少しだけ生きやすくなるんじゃないか…そして、それは少しだけまわりに優しく出来、少しだけ後悔のない人生を歩める…かもしれない。このドラマがそんな生き方のキッカケになれたら幸せです」とコメントした。

天 赤木しげる葬式編

テレビ東京 2019年末放送
※Paraviにて2019年11月11日(月)より完全版が独占配信

岸谷五朗 コメント

続編製作が決まったときの感想

赤木の死というのは「天」の作品の中でも特別だと思います。角度を変えて「天」の1巻から見ると原作の福本先生の成長がすごく見える作品だなと思うんです。
福本先生ご本人も仰ってたんですけど、少しコメディな感じで始まった1巻からいろんなことが起きて変化が生まれて最後は人の生死というシリアスなもので「天」は終わっているんですよね。
それがこの作品の魅力で福本先生自身の人生を大きく変えた作品だと思うんです。
沢山のヒット作をお持ちですけど、この「天」に関しては特別な意識が福本先生の中にはあるのではないかと思います。
その作品の1番最後の部分はやはりやるべきだと思うんです。赤木の死ではあるんですが…
麻雀を楽しみにしてくださっている方はあれ?と思われるくらい麻雀が出て来ません(笑)
それでも、麻雀は“味”として人の生き死にの話であるにも関わらず出てきます。
連続ドラマの放送が終わるときに、キャストの間では赤木の葬式編をやりたいねと話していたので、今回、こうして葬式編をできることがすごく幸せなことですね。

台本を読んだときの感想

原作の漫画に忠実に作られているなと思いました。尺も気にしながらではありますが、監督や脚本家、プロデューサーも考えていただいたと思います。漫画とは違って具現化するといろいろなエンターテイメントが見えてくると思います。音楽も入ってきますし“死”というテーマを扱っているのに作品自体はエンターテイメントになっていると思います。
それは赤木という人間がとてつもなく特別な人だからそれに対していろんな人間が絡み合って、セリフ劇ではあるんですがエンターテイメントになっているんですよね。

天貴史を演じるにあたっての意気込み

また天に会えるんだと思うと嬉しくなりましたし、役者でしか味わえないあの役にまた会えるという秘めたる喜びと言いますか…役者冥利に尽きるなと思いました。
メイク・衣装さんも前回の連続ドラマの時と同じ髪型や衣装を用意してくださって、自分の中では終わっていたと思っていたんですがこうしてまた役に入ると天はずっと生きていたんだなと本当に思います。

視聴者へのメッセージ

麻雀というすごく深い勝負の世界を通った後の話なので、赤木と激闘を交わしたメンバー達が赤木の死に対してどう彼を止めるのか? またはどう彼の死を受け入れるか。そして赤木ならではの人生の判断の仕方もあると思います。本当にさまざまな生き方がぶつかり合うので、楽しみにしていただければと思います。

吉田栄作 コメント

続編製作が決まったときの感想

この作品の打ち上げの時にもし連続ドラマが上手くいってまた皆さんとお会いできることがあるならば、赤木の葬儀編をやってくださいと言ったと思うんですよね(笑)僕のその言霊がきっと麻雀の神様に届いたのかなと思いました。言ってみるものだなと思いましたね(笑)

連続ドラマで赤木の葬儀が描かれなかったことで心残りはあったか

連続ドラマの時はあれはあれでやりきったなという感覚はありました。最後には負け方がカッコイイ男を演じて欲しいと言われてましたので前回は演じきれたのかなと思います。赤木はどこか自分と重なるような部分もあるような気がしていて、今回も自分が自分じゃなくなることを一番嫌っていると思うんです。自分の生き方みたいなものを投影していけるのかなと思っています。

赤木しげるを演じるにあたっての意気込み

前回の時も話したんですが、役者の世界で生きてきた自分を投影したいと思います。最初は麻雀も知らなかったですし、「天」や赤木も知らなかった人間なので。自分は赤木と重なる部分をストレートに表現することで勝負するしかないと思っています。

台本を読んだときの感想

台詞が大変だなと思いました(笑)それでもプロデューサーに聞いたら原作から比べるとだいぶ削ってあるそうでして(笑)役者冥利に尽きるなと思いました。赤木と自分が重なる部分とこの台詞を赤木はどういう意識で言っているのだろう?と自分とは重ならない部分に対して上手くアプローチをしていきたいと思います。原作を参考にしながら赤木と一心同体になれるように頑張ります!

視聴者へのメッセージ

前回もこの作品をやらせていただいて、いかに天や赤木、ひろゆきというキャラクターが麻雀のファンの方やこの漫画のファンの方々から人気があるのかというのをかなり思い知らされました! どこに行っても赤木とお声をかけてもらえるようになりまして(笑)もちろん嬉しいことではあるのですが、僕が最初にこのお仕事を受けた時よりもプレッシャーにもなってます(笑)ドラマが放送されてから、改めてお芝居の現場に立たせていただくのでそのプレッシャーを力に変えて僕と赤木が一心同体になれるように頑張ります。

古川雄輝 コメント

続編製作が決まったときの感想

麻雀が大好きな私にとって、思い入れのある作品の続編を出来ることをとても嬉しく思います。一つの作品が終わると、再び同じスタッフさんやキャストの方々とご一緒したくても出来ないことがほとんどですが、視聴者の皆様からご好評を頂いたおかげでまた同じメンバーでお仕事が出来ます。
今から楽しみにしています!

台本を読んだときの感想

葬儀編のアカギのセリフやアドバイスは自分にも響くものが多く、原作を大学生の時に読んだ僕もとても影響を受けました。男同士の麻雀を通した友情や熱量を感じていただきたいです。

井川ひろゆきを演じるにあたっての意気込み

再度演じる井川ひろゆきも、原作ファンの皆様に納得して頂けるように全力で演じたいと思います。
岸谷五朗さんや吉田栄作さんを始め、先輩の役者さんに囲まれた素晴らしい環境で、沢山のことを学び、吸収したいと思っています。

視聴者へのメッセージ

麻雀に人生を賭けた男たちと赤木しげるの生き様を是非ご覧下さい!

福本伸行 コメント

今回、天の最終章、アカギの最期の物語がドラマ化となりました。18年ほど前「天」を描きあげた時点では1ミリも考えなかった事です。こんな事も起こるんですね。
テレビ東京様、役者の皆さん、スタッフの皆さんご苦労様でした。ホントにありがとうございます。
洞窟の中で小さな灯りが燈り、それがホントに少しずつフワ…と広がるように、アカギの自由さ、暖かさ、賢明さが、今回のドラマ化で世界に広がっていけば、皆が少しだけ生きやすくなるんじゃないか…そして、それは少しだけまわりに優しく出来、少しだけ後悔のない人生を歩める…かもしれない。
このドラマがそんな生き方のキッカケになれたら幸せです。
少しずつ、頑張りましょう。アカギのようにはいきませんが。我々は我々なりに。

松本拓(プロデューサー)コメント

昨年放送した連ドラが終わった時に、この葬式編を映像化出来なかったことがとても心残りでした。
今、時が経ち、それが実現出来たことがとても嬉しく、感慨深いです。
もしかしたら、このドラマのテーマは、現代社会の風潮と逆行する部分があるかもしれません。
ただ、現代社会の正義が本当の正義なのか、そこに沿わないことが本当に全て悪なのか。生きやすい、美しい世の中と言われますが、果たしてそれは本質的にそうなのか、、、その答えを赤木しげるが話してくれている気がしています。
原作を初めて読んだ時、私の心に突き刺さったのをよく覚えています。人が人として「生きる」とはどういうことか。
人間の真理が、この話に凝縮されていると思っています。このドラマを通じて、赤木しげるの感性が、1人でも多くの方の心に響き、何か少しだけでも心に豊かさを生んで頂けたら嬉しく思います。
ご期待ください。

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読者の反応

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カイ(魁) @ko7kei

年末に井川ひろゆきが帰って来る
嬉しい💖
赤木しげる編ドラマ化されますね
赤木さんの麻雀がまた見れる

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