「伝説の監督 ヤスミン・アフマド 没後10周年記念 特集上映」の来日ゲストおよび上映スケジュールが決定した。
2009年7月25日に51歳で死去したマレーシアの映画監督、
ピート・テオは「ヤスミンと僕は、日本への想いを共有していました。僕らを豊かにし、刺激してくれる日本への愛です。実際、彼女が10年前に亡くなったときに作ろうとしていた映画は、日本で撮影されることになっていたので、彼女のトリビュートが日本で行われるのは、とてもふさわしいことだと思います」と、本特集の開催に寄せてコメントしている。
なお上映作品にはヤスミン・アフマドの長編監督作に加え、彼女の遺作となった短編「チョコレート」を含むマレーシアの監督15人によるオムニバス映画「15マレーシア」も新たにラインナップされた。ピート・テオのミュージックビデオ「Here in My Home」「I Go」も同時上映されるプログラムだ。
「伝説の監督 ヤスミン・アフマド 没後10周年記念 特集上映」は7月20日から8月23日にかけて、東京のシアター・イメージフォーラムで開催される。
ピート・テオ コメント
2007年、僕が映画「たそがれ清兵衛」に恋したとき、ヤスミン・アフマドはもう何年も前から「寅さんシリーズ」のファンで、僕たちは山田洋次監督についてよく話しました。僕たちはふたりとも山田監督のビジョンにある、時を超えたシンプリシティを賞賛し、そこからインスピレーションを得たのです。僕が彼女の映画のために書いた曲が、シンプルな愛と恐れの物語だったのは、この理由からです。人生のつかの間の一瞬でありながら、すべての人生を決めてしまうような瞬間を歌った曲です。それは、時代も場所も超えて心に触れるパーソナルな物語を語る、すべてのヤスミン映画と同じです。決して大声ではなく、ただいつも僕たちの良き人生のように、カラフルで、真実があるのです。
ヤスミンと僕は、日本への想いを共有していました。僕らを豊かにし、刺激してくれる日本への愛です。実際、彼女が10年前に亡くなったときに作ろうとしていた映画は、日本で撮影されることになっていたので、彼女のトリビュートが日本で行われるのは、とてもふさわしいことだと思います。
彼女の死は、僕にとって、友人の死という以上のものでした。彼女は僕にとって、過去の記憶であるとともに、未来への希望 - 世界がこれまで以上に必要としている声 - なのです。
東京で開催されるヤスミン没後10年特集上映に招待いただき、また皆さんにお会いできることを楽しみにしています。彼女の<美しさ>を一緒に祝いましょう。
伝説の監督 ヤスミン・アフマド 没後10周年記念 特集上映
2019年7月20日(土)~8月23日(金)東京都 シアター・イメージフォーラム
前売り料金:特別3回券 税込3900円
当日料金:一般 税込1800円
<上映作品>
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「細い目」
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「タレンタイム~優しい歌」
「15マレーシア」
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ヤスミン・アフマドの没後10年特集にシャリファ・アマニ&ピート・テオが登壇決定(コメントあり) - 映画ナタリー https://t.co/oUH56G5qXI