スペシャルドラマ「名探偵・明智小五郎」の会見が東京・テレビ朝日アーク放送センターにて行われ、キャストの
江戸川乱歩の小説に登場する私立探偵・明智小五郎を主人公とした本作の舞台は、ネット犯罪の脅威が忍び寄る現代の日本。小説に登場する「怪人二十面相」をハッカー集団・ファントム20に置き換え、明智と警視庁捜査官・小林がサイバー犯罪に挑むさまを描く。「検事の本懐」の酒井雅秋が脚本を執筆し、「民王」の木村ひさしが演出を担当した。
明智役の西島は、「世界観が強いものを現代版にどうアップデートするのか興味がありました。明智はサイバーに精通している人物なのですが、なぜかパソコンに触れたがらない設定なんです。肉体と知識を使って、アナログな方法で犯人を追い詰めていくというのが魅力的だなと思いました」と語る。
小林役の伊藤は「過去の明智小五郎シリーズには触れたことがなかったので、いい意味でイメージにとらわれず、1つのドラマとして引き込まれました」と述懐し、「警察、医療、サイバーとおいしいとこ取りだなって(笑)。わくわくするものを全部取り込んでいて、エンタテインメントとして完成度の高い脚本」と興奮気味に述べた。
伊藤との共演について西島は「最近、CMでもタッグを組んでるんです。もはやコンビと呼んでも差し支えないくらい、自分の中ではしっくり来ている。バディとして組むのが、ついに来たという感じです」とコメント。一方、伊藤は西島について「すごく素敵な方。大概のことは許してくれるし、何をやっても受け止めてくれます。なので、失礼を承知のうえ、やりたい放題やらせてもらいました。早いところ“劇団西島”を作ってもらって、年2回くらいのペースでやれたらいいなと思ってます」とうれしそうに話す。
撮影の裏話を聞かれた伊藤は、「小林は噛んでしまうキャラ。セリフの横に“噛んでください”と書かれていて、最初はすごく緊張感を感じてたんです。なのに監督が、本番直前に『このセリフで噛みたいですね』と言ってくる。隣にいる西島さんが吹くので、僕も楽しくなっちゃってつい笑っちゃうんです」と明かす。西島が、「『ここ?』ってとこで噛むキャラだもんね」と続けると、伊藤は「胸にグッと来るセリフはだいたい噛んでます。西島さんも一緒にやりたがってたけど、監督に止められてました」と笑顔を見せた。
西島は共演者たちの演技について「くせ者しかいなくて、手練の強烈な皆様が思いきり楽しんでらっしゃいました。なんでもないシーンが、アドリブでどんどん面白くなっていくんです」と話し、伊藤は「豪華なキャストたちのエネルギーと爪痕の残し方が半端じゃなくて。その最たるものが香川照之さんでした。気を抜いたら全部持ってかれるぞと思って、やる気を起こさせてくれました」と振り返る。
最後に西島は「木村監督ならではのいろんなネタが何秒かに詰め込まれていて、テンポのいい楽しい作品です。天知茂さんが明智を演じている『美女シリーズ』のオマージュだと思うんですけど、僕が変装するので見逃さないでください」とアピールした。
2夜連続スペシャルドラマ「名探偵・明智小五郎」は3月30日、31日にテレビ朝日系で放送。
2夜連続スペシャルドラマ「名探偵・明智小五郎」
テレビ朝日系
第1夜「SHADOW~警察データベース流出!! 犯罪者連続殺人」
2019年3月30日(土)21:00~23:10
第2夜「VAMPIRE~巨大病院サイバージャック!!」
2019年3月31日(日)21:00~23:05
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- 「名探偵・明智小五郎」 | テレビ朝日
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