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真野恵里菜が「青の帰り道」完成に涙、横浜流星は役柄と自分重ね「空っぽだな」

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「青の帰り道」完成披露上映会の様子。左から清水くるみ、真野恵里菜、横浜流星。

「青の帰り道」完成披露上映会の様子。左から清水くるみ、真野恵里菜、横浜流星。

青の帰り道」の完成披露上映会が本日11月13日に東京・新宿バルト9にて行われ、キャストの真野恵里菜清水くるみ横浜流星秋月三佳冨田佳輔、監督を務めた藤井道人が登壇した。

本作は群馬・前橋と東京を舞台に、真野演じる主人公カナら若者たちの苦悩と成長を描く青春群像劇。撮影が行われたのは2016年、完成を迎えた心境を問われると真野は思わず涙ぐんでしまい、隣の横浜に「何かしゃべって」と託す。横浜は「そうですねえ」と少し考えたのちに冨田に「しゃべって」とタッチ、冨田も身振りで藤井にバトンを託す。藤井は「普段もみんな仲良くて、楽屋も同窓会みたいだもんね。こうして皆さんの前に立つといろんな感情が出てきますよね」とキャスト陣の心情を代弁した。

それぞれの役柄に共感した部分を問われると、真野は涙をぬぐいながら「過去には戻れないんだなということを痛感しました。実際に自分たちにも重なるなと思います。過去に戻りたいけど戻れないという苦しい現実があったりする中で、どう生きるかということを描いた作品です」と述懐。続けて、キャスト陣が自転車で田舎道を疾走する様子を写した本作のポスタービジュアルに触れ、「このポスターをご覧になったうえで映画を観るとびっくりすると思います。なんの変哲もない7人のただの人生を描いてますが、皆さんが明日を生きるためのヒントをくれる映画になってると思います」と見どころを述べた。

実家を出て東京で暮らすことを決めたキリ役の清水は「自分も両親とぶつかったことがあるんですが、今思うとあのときの両親の言葉がすごく役に立っているんだと思うことがありました。いろんなことを考えて言ってくれていたんだなと、この役を演じてみて痛感しました」と回想する。戸塚純貴演じるコウタの妻・マリコを演じた秋月は作品を通じて「本物の友情を感じた」と語り、「どん底になったときに誰がそばにいてくれるのかということを描いています。生きててよかった!と思えるような映画になっていると思います」と笑顔を見せた。

横浜は自身が演じたリョウに共感した部分について「みんながいろんな人生を歩んで環境が変わっていくのを見ていて、自分も何かやりたいと漠然と考えているけど、実は自分が空っぽだなと思う部分や、そこで感じた焦りを周りに見せたくないと考えるところは、すごく共感しました」とコメント。大学に進学し上京したユウキ役の冨田は「みんなで楽しく過ごした高校生時代に思い描いた夢を持って上京したら、夢と違うことがあったり、思っていた通りのこともあったり。ユウキは一番感情移入しやすくて一番よくいる男の子だと思うので、僕自身もユウキに共感した部分が多かったです」と振り返った。

キャスト陣の様子を眺めていた藤井は、撮影を振り返り「ポスタービジュアルの写真はクランクインの日に撮りました。この映画を撮ると決めたときからこのビジュアルしか考えられなかったんですが、あとから周りに『恋愛キラキラ映画かと思った』と言われて、そうか!と後悔する部分もあって。でも僕個人としては、こういう映画を撮りたいんですと示したかったんです」と明かした。

「青の帰り道」は12月7日より東京・新宿バルト9ほか全国で順次公開される。

(c)映画「青の帰り道」制作委員会

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