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新千歳映画祭・短編グランプリはハンガリーの女性作家に、若井麻奈美が2部門受賞

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第5回 新千歳空港国際アニメーション映画祭授賞式の様子。

第5回 新千歳空港国際アニメーション映画祭授賞式の様子。

本日11月5日、第5回 新千歳空港国際アニメーション映画祭の授賞式および閉会式が、主会場の北海道・ソラシネマちとせで行われた。

短編グランプリは、ハンガリーのレカ・ブシが宇宙の旅を描いた「Solar Walk(原題)」に決定。審査員を務めたアネット・シンドラーは「おそらくこの作品の世界は単一の世界というよりは、形、色、音が舞う魔法のような世界。踊り、発見し、自分自身の世界を作り出す登場人物たちは作家そのものだと思います」と講評した。壇上に上がったレカは「審査員の方々にお礼を申し上げます。まだ若いこの映画祭ですが、とても素晴らしい経験をさせていただけました」と晴れやかに笑った。

今回から新設された長編部門のグランプリを受賞した「This Magnificent Cake!(原題)」を監督したマーク・ジェイムス・ロエルズは「この映画祭には第1回のときに来たのですが、戻ってこられてとてもうれしいです」と語る。審査を務めたエマニュエル=アラン・レナール は、講評の際に「同じく審査員を務めた冠木佐和子さんがロエルズ監督たちを語った際に言った言葉を引用します。『こいつら頭いいし面白い。なんでも持ってるじゃん。嫉妬する。こいつらになりたい』」と称賛した。

日本グランプリは、和田淳の「秋 アントニオ・ヴィヴァルディ『四季』より」が受賞。和田は「いい作品ばっかりだったので、この賞をもらえることは自分でもサプライズでした。本当に僕でいいのかなと思いますが、もらえるならもらっておきます」とジョークを飛ばす。続けて「なかなか上映してもらえる機会がないのでとてもうれしいですし、このような賞もいただけて光栄です」と審査員に感謝を述べた。

「タンポポとリボン」を出品した若井麻奈美は、審査員特別賞とロイズ賞の2部門を受賞。ロイズ賞では副賞にオリジナルギフトがもらえることから、若井は「チョコもいただいたうえに、こんなに素敵な賞までいただいて本当にありがとうございます」とほほえんだ。北海道コカ・コーラ賞に輝いた「がんばれ!よんぺーくん」のしょーたは喜びを体で表しながら「全然想像してなかったので、作品名が呼ばれた瞬間頭が真っ白になりました」と述べ、帽子に取り付けたラッパホーンを鳴らして会場を盛り上げた。そのほかの受賞結果は下記の通り。

第5回 新千歳空港国際アニメーション映画祭受賞結果一覧

短編グランプリ

「Solar Walk(原題)」監督:レカ・ブシ

日本グランプリ

「秋 アントニオ・ヴィヴァルディ『四季』より」監督:和田淳

長編グランプリ

「This Magnificent Cake!(原題)」監督:マーク・ジェイムス・ロエルズ、 エマ・ドゥ・スワーフ

新人賞

「Bloeistraat 11(原題)」監督:ニンケ・ドゥーツ

審査員特別賞

「マイリトルゴート」監督:見里朝希
「The Burden(原題)」監督:ニキ・リンドロス・フォン・バール
「タンポポとリボン」監督:若井麻奈美
「Flower Found!(原題)」監督:ヨルン・レゥワリンク

ベストミュージックアニメーション賞

「Katy's Wart(原題)」監督:サイモン・ウイルチェス・カストロ、 ホリー・バイナム

学生グランプリ

「Snow White Cologne(原題)」監督:アマンダ・エリアソン

観客賞

「imai “Fly feat.79,中村佳穂”」監督:橋本麦

キッズ賞

「おうち」監督:ファルホンデフ・トラビ

新千歳空港賞

「Death of a Father(原題)」監督:ソムナス・パル

外務大臣賞

「Conception: Catie + Jen(原題)」監督:モス・スタジオ

観光庁長官賞

「America(原題)」監督:ナダフ・アルベル

北海道知事賞

「had lived」監督:さとうゆか

ISHIYA賞

「Floreana(原題)」監督:ルイス・モートン

サッポロビール賞

「Passage(原題)」監督:サイモン・フィート

北洋銀行賞

「Dancing Frog(原題)」監督:キム・ジンマン

北海道銀行賞

「Viacruxis(原題)」監督:イグナシ・ロペス・ファブレガス

北海道コカ・コーラ賞

「がんばれ!よんぺーくん」監督:しょーた

ロイズ賞

「タンポポとリボン」監督:若井麻奈美

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