本作は、愛する妻マンディをカルト集団に殺され復讐に燃える男レッドを主人公とするバイオレンスホラー。レッドをケイジ、マンディを「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」の
コスマトスはケイジとの撮影を「お互いに尊重し合った、よい時間を持てたよ。映画の意図を真に理解してくれた。俳優として一流で、僕が覚えている限りでは、演出にNGを出したことはない。エキセントリックな面もあるんだけど、気持ちが温かくてオープンだ。献身的に映画に取り組んでくれて、100%の仕事をしてくれる。そして、僕もケイジも猫派なんだ。猫の話で盛り上がったよ」と回想。そして「マンディ」というタイトルに込められている意味を「これは復讐の映画であり、マンディへのラブソングでもある。アルバムに例えるなら追悼アルバムだから、彼女の名前を冠することにした。当時は思いつかなかったけれど、“MAN DIE(人が死ぬ)”のつづりでマンディと読ませることもできたな」と説明する。
ライズボローについては「この役に興味があると聞いて少し驚いたし、シェイクスピア劇俳優のような繊細で神経質なイメージがあったけれど、すぐに覆された。骨のある女優で、恐れ知らずだし、パンクだった。そして何より本当のカメレオン女優だね。テレビシリーズの『ナショナルトレジャー』と『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に出ている彼女が同じ人だなんて思えないよね」と語った。
キング・クリムゾンの楽曲「スターレス」が好きなことから“スターレス高嶋”の異名を持つ高嶋は、オープニングに同楽曲が流れる本作を「自分がみてきた映画、絵画、風景、サブカルチャー、ロック、そして潜在意識下のフェチまでも押さえつけられ逃げられない状態でズブズブと皮膚を裂きながら手を突っ込まれ血を滴らせ内臓ごと引きずり出される」と称賛。なお全文は下記に掲載している。
2月に急逝したヨハン・ヨハンソンが音楽を手がけた「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」は11月10日から東京・新宿シネマカリテほかにてロードショー。
※「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」はR15+指定作品
※高嶋政宏の高は、はしごだかが正式表記
スターレス高嶋 / 高嶋政宏 コメント
オープニングにスターレスが流れ、震えた。
この映画は闇だ。漆黒の闇だ。
自分がみてきた映画、絵画、風景、サブカルチャー、ロック、
そして潜在意識下のフェチまでも押さえつけられ逃げられない状態で
ズブズブと皮膚を裂きながら手を突っ込まれ
血を滴らせ内臓ごと引きずり出される。
これは映画のはずなのに。
観終わった今もまだ現実に戻れない自分がいる。
ニコラス・ケイジはじめ全ての俳優陣の言霊に
一挙手一投足に
奇妙な興奮を覚えた。
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リンク
- 「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」公式サイト
- 「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」 (@mandy_finefilms) | Twitter
- 「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」予告編
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イシダコ @unforgiven_0909
@tan_keikei 公開前に観てたみたいですよ! https://t.co/KK9t4d8MUZ