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ドラマ甲子園「キミの墓石を建てに行こう。」磯村勇斗や白石聖が19歳監督を絶賛

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左から磯村勇斗、宮嵜瑛太、白石聖。

左から磯村勇斗、宮嵜瑛太、白石聖。

「キミの墓石を建てに行こう。」の完成披露試写会が、本日10月16日に東京都内にて開催され、記者会見にキャストの磯村勇斗白石聖、監督の宮嵜瑛太が登壇した。

本作は、高校生対象の脚本・演出家才能発掘プロジェクト「ドラマ甲子園」で第5回グランプリに輝いた脚本をドラマ化したもの。劇中では、無気力だった自分に活力を与えてくれた少女・朝田梨花の「自分のお墓を建ててほしい」という願いを叶えようと動く青年・片瀬奏の姿が描かれる。片瀬を磯村が、梨花を慕う後輩・石川奈々を白石が演じ、前向きで明るい少女・梨花に志田未来が扮した。

19歳で初監督を務めた宮嵜は「脚本を書いた身として、自分の書いた文字の世界がどんどん目に見えるものになっていくのに感動しました」と緊張気味に挨拶する。現在予備校生である宮嵜は、脚本を執筆した当時を「一度大学受験をして、全部落ちて……。そのときに書き始めました」と回想。この夏に6日間かけて撮影を行ったことから、来年の受験については「僕も心配です」と言って笑いを起こした。

主演を務めた磯村は「初めて脚本を読んだとき、なんて繊細で大人なラブストーリーなんだと思いました。切なくて、どこかファンタジーのようでもあるけれど、そっと寄り添いたくなるドラマだと思う」とコメント。しかしその脚本を生み出した宮嵜については「切なさとか、何もないんです!(笑) 現場では堂々としているし、反骨精神もあるし。あの切なさはどこから来るんだろう」と告白して笑いを誘う。本作のクランクアップ日に20歳の誕生日を迎え、宮嵜とは1歳違いである白石は「台本を読んだとき、本当に10代の方が書いた作品なんだろうか?と思いました。ト書きがしっかり書かれていて、キャラクターの気持ちを考えさせられるセリフの書き方だったので、本当に頭がいい方なんだと思いました」とその才能を絶賛した。物語の鍵となる、複雑な三角関係を作る奈々という役については「こういった役をいただけることはなかなかないので、大切に挑んでいました」と話した。

この会見では、志田からのメッセージ映像を上映。志田は宮嵜の印象を「初日と最終日では、監督らしさというか、印象が全然変わりました。初日はなかなかカットがかからなかったり、声が小さくてモヤモヤっとしたところもあったんですが、最終日は『カット!』と言う姿がすごくカッコよくて、キラキラしていました」と笑顔で話す。また、そんな志田との共演を磯村は「片瀬はわりと受け身のタイプだったので、梨花がどんどん引っ張ってくれた。刺激を受けつつも、笑顔に癒やされていました」と振り返る。梨花や奈々のような“強い女性”をどう思うかという質問に、磯村は「僕は全然苦手じゃないです。引っ張ってくれる人は魅力的ですし、梨花も奈々も明るいので、一緒にいる時間が幸せになりそう。どちらも魅力的だと思います」と回答した。

中学時代は演劇部に所属し、アニメや西尾維新の作品から影響を受けてきたという宮嵜。自身もアニメ好きだという白石は、彼との現場でのやりとりを「この作品も少しアニメっぽい部分があり、考えさせられるセリフもあったので、どこからインスピレーションを受けているのかというお話をしました。監督は『化物語』などの『物語シリーズ』が好きとおっしゃっていました」と回想する。そして宮嵜は、今後の目標について「受かることができたらですが……芸術などに関わる大学を選べたらいいなと思っています。何か(脚本を)書いたり、ドラマなどの創作に関わる仕事を目指していきたい」と語った。

「キミの墓石を建てに行こう。」は、CS放送フジテレビTWO ドラマ・アニメ、フジテレビTWO smartにて、10月28日の19時30分から20時30分に放送。現在、YouTubeではメイキング番組も観ることができる。

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