本日4月16日、TBSの日曜劇場「ブラックペアン」の舞台挨拶が東京・丸ビルホールにて行われ、キャストの
海堂尊の小説「新装版 ブラックペアン1988」をもとにした本作は、手術成功率100%を誇る孤高の天才外科医・渡海征司郎が、最新医療機器スナイプを巡る疑惑をきっかけに嫉妬渦巻く大学病院に立ち向かっていく医療ドラマ。傲慢な性格から通称“オペ室の悪魔”と呼ばれる渡海を二宮が演じる。
今朝できあがったばかりだという第1話を客席で視聴したという登壇者たち。二宮は「非常に面白い、オンエアの日まで期待感が高められるドラマができましたね。想像していなかったものがふんだんにありました」と感想を話す。研修医1年目の世良雅志に扮する竹内は「なんでこいつはこんなにできないんだろうと思いながら観てました。『はい』『え』しか言ってないですからね。本当に早く成長してほしいです(笑)」と自身の役柄について語る。周囲の人々に対し、冷たい言葉を放つ渡海に関して二宮が「台本に書いていないセリフも言ってます。もうちょっと刺したいなというときは強めにして、そういうのがぽんぽん思い浮かぶから悪いやつなんだと思います」と自嘲気味に述べると、小泉は「台本に書いていない一言でグサッと刺してくるセンスが素晴らしいんですよ」とそのアドリブを絶賛した。
タイトルにちなみ「自分の中のブラックな一面」を尋ねられた二宮は「ドラマや映画に出たいと常日頃から思っていて決まったらうれしいのに、撮影に入ると『早く終わらないかな』とか、『自分の役が死んだらこのまま休みになるな』とか考えてしまう自分がいますね」と明かし、「でも今回は本当につらい!」と勢いよく言い放つ。それを受け加藤浩次が「手術シーンが10時間かかるんですよね」と述べると、会場からどよめきが起きる。二宮は「スナイプのチームは手術着の下にもう1枚重たい服を着なきゃいけないんです。軽いのが3つしかないらしくて、みんななるべく早く現場に行きますね(笑)。そういったところまでリアルにやってます」と撮影の裏話を披露した。
同じ質問に対して竹内は「自分より歳下に対して強気でいきたがる。ああいう役で肩身も狭いんで、歳下には当たりたくなるじゃないですか」と言い、自分の妹に雰囲気が似ているという葵にちょっかいを出していることを明かす。そして「自分の中のブラックな一面」を「ないです!」と堂々と答えていた葵に、竹内は「あるじゃん! 俺に対してだけだけど『なんなんですか!』って強めの手が出る」と指摘。葵は「出ないですよ!」と反論するも、小泉に「しょっちゅう出てるよ」と楽しそうにツッコまれ、現場での仲のよさを感じさせた。そんな現場の様子を二宮は「10代から60代までいる現場なんで、世代を超えていろんな話が聞けて面白いです」と語る。
最後に二宮は「テレビドラマってすごいと常に思っていて、一流の人たちが集まって作っています。みんなに平等に届くというのがテレビの力だと信じています。1人でも多くの人に届けばいいなと思いながら、これからもずっと続けていきます」と真摯にメッセージを送り、イベントの幕を引いた。
「祈りの幕が下りる時」の福澤克雄らが演出を手がける「ブラックペアン」はTBS系列で4月22日より放送スタート。
日曜劇場「ブラックペアン」
TBS系 2018年4月22日放送スタート 毎週日曜 21:00~21:54
※初回のみ25分拡大
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