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「サニー/32」北原里英にリリーが助言「監督の言うことを全部やったら死んじゃう」

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「サニー/32」完成披露試写会の様子。

「サニー/32」完成披露試写会の様子。

サニー/32」の完成披露試写会が、本日1月18日に東京・新宿バルト9にて開催され、北原里英NGT48)、ピエール瀧門脇麦リリー・フランキー、監督の白石和彌が登壇した。

この映画は、仕事も私生活もいまひとつの中学校教師・藤井赤理が、「犯罪史上もっともかわいい殺人犯」と呼ばれる“サニー”の狂信的信者に拉致されることから物語が展開するオリジナル作品。北原が赤理役を務め、彼女を“サニー”と呼び監禁する柏原と小田に、瀧とリリーが扮した。門脇は“第2のサニー”として登場するキャラクターを演じている。

AKBグループからの卒業を発表後、初めて映画主演を務める北原。役が来たときの感想を「『凶悪』という作品が好きで白石監督の大ファンだったので、白石さんや、ピエール瀧さんとリリーさんという『凶悪』コンビとご一緒できるのが楽しみでした」と話すと、リリーから「映画の趣味、悪いですね」と笑われる。瀧はリリーと自身の役について「『凶悪』とは上下関係が逆転しているんですけど、2人して前回よりもマヌケです」と説明。「結局僕とリリーさんで悪いことをしまくるんですけど、なぜ悪いことをしているのか最後までわからなかった。ぶっ飛んでいる内容なので、役作りというよりシーンごとの役割に合わせて演じました」と現場を回想した。

門脇が脚本を読んだときの感想を「こんなに誰にも感情移入できない話は初めて」と告白すると、リリーは「今の社会でよくある、ネット上で出会って殺されていく事件のような無味乾燥な感じ。なぜその人がそこへ行って、なぜ殺されたのか、僕らは感情移入できないじゃないですか」と解説する。またドラマ「火花」でも白石組に参加した門脇に「『火花』の現場では穏やかでニコニコされていた。でも今回も穏やかでニコニコしながら、えぐいシーンを撮っていました」と証言された白石。自ら「凄惨なシーンほど楽しく撮るよう心がけています」と言うが、リリーから「俺ら、ずっと“サディスティックハムスター”って呼んでましたよ。『どうぶつの森』に出てくるハムスターにそっくりなの」と明かされ、初めて聞く自分のあだ名に驚いていた。

白石が北原を「こうしてほしい、ということをすべて受け入れてくれた」と絶賛すると、リリーと瀧から「たまたま死ななかったから今日舞台に立てているだけ」「(ここまでスタントに頼らないのは)トム・クルーズか北原里英か、ですよ」と野次が飛ぶ。薄着で雪原を歩く過酷なシーンを振り返り、北原は「救出されたときに涙が出てきて。思わず白石さんのことを無視してしまうくらいでした」と吐露。リリーはそんな北原に「監督に言われたこと全部やらなくていいからね」とアドバイスしていたそうで、「あの人の言うことを全部やったら、死んじゃう」と笑いを起こした。

劇中には、柏原が赤理の顔を舐めたり、殴ったりするシーンも。北原は「舐められたり殴られたりするのが気にならないくらい、ほかがきつかった」とあっさり話すが、瀧はリリーに「里英ちゃんのファンって、俺が舐めるのと殴るの、どっちが嫌かな?」と相談していたという。瀧は「ファンの方に『瀧め!』って思われるのは仕方ないんですけど、『瀧さん、北原さんってどんな味ですか?』って聞かれたら困るなと思って……」と笑いを誘った。

イベント終盤には、3Dプリンターで作成された北原そっくりの“サニー人形”がステージへ。北原と白石がサニー人形を縄できつく縛り、瀧がそれを檻の中に閉じ込めるという催しが行われるが、キャストたちは「なんの儀式だよ!」「お客さんも、何を見せられてるんだろうって顔してますよ」と困惑していた。またイベント内では、背中が大きく露出された北原の衣装を見て、リリーが「大ヒットした暁には、このワンピースを前後逆さまに着ようよ」と提案する場面も。最後に北原が、これから作品を鑑賞するファンに向けて「誰にも予想がつかない怒涛の展開が待っているので、最後まで目をそらさずにご覧ください」と挨拶した。

「サニー/32」は2月9日に新潟・長岡で先行公開。2月17日より全国にてロードショーとなる。

(c)2018『サニー/32』製作委員会

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