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オダギリジョー「エルネスト」出演は「役者冥利に尽きる」、監督は高倉健との秘話披露

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「エルネスト」舞台挨拶の様子。

「エルネスト」舞台挨拶の様子。

本日10月7日、「エルネスト」の公開を記念した舞台挨拶が東京・TOHOシネマズ 新宿で開催され、キャストのオダギリジョー永山絢斗、監督の阪本順治が出席した。

日本とキューバの合作である「エルネスト」は、キューバの革命家チェ・ゲバラのゲリラ隊に参加した実在の日系人フレディ前村を主人公とする作品。オダギリが前村役、永山が新聞社の記者・森役を務めた。

オダギリは、本作を鑑賞した先輩俳優から褒められたそうで「『こういう作品にいつも挑戦する姿勢がうれしいし、(今後も)こういう作品が作られるよう、お前が引っ張っていけ』と言われました。僕としても意義のある作品に参加することができて、役者冥利に尽きる」とコメント。また阪本は「2013年に、高倉健さんから脚本を書かないかと言われた。国籍や人種のお話を高倉さんがされていたのをヒントに書こうと思い、日系移民を調べていたら、フレディ前村の存在を知りました」と制作に至った経緯を明かし、「その企画はなくなったのですが、高倉さんの言葉がなかったら僕はフレディ前村について知ることもなかったし、この映画も撮っていなかったと思います」と感慨深げに話した。

「阪本監督と一緒に仕事をしたいと思っていたので、ずっと緊張していましたけど、現場にいるのが楽しかったです。やはり阪本監督はカッコいい方だなと思いました」と語ったのは永山。そんな彼を、阪本は「(実兄の)瑛太くんより昭和顔でしょ?(笑)なかなか1950年代の役ができる若い俳優はいない」とジョークを織り交ぜながら称賛する。

最後に、オダギリは「10年後にまたこのような作品が作られるかは、この時代の映画、本作の答えにかかっていると思いますので、日本映画界にとって意味のある作品だと思います」と、阪本は「こんな清らかな映画を撮るのは初めてです。政治家が笑えない喜劇を演じるこの時代で、こういうまっすぐな映画があってもいい」と作品をアピールし、舞台挨拶は終了した。

「エルネスト」は全国で公開中。

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