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「LOOPER/ルーパー」で知られるジョンソンがメガホンを取った本作は、2015年公開作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の続編。前作に引き続きデイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、アダム・ドライバー、オスカー・アイザック、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャーが出演したほか、ベニチオ・デル・トロ、ローラ・ダーン、新人ケリー・マリー・トランも新キャストとして参加している。
特報映像の上映後、壇上に姿を現したジョンソン。作品の進行状況を問われると「ロスに戻って数日作業したらもう完パケだよ」と明かし、自身のスマートフォンを取り出して「この中にデータがあるからみんなに見せようか(笑)」と冗談を飛ばしファンを喜ばせる。“衝撃作”といううわさの絶えない本作について「どんな衝撃が待っているのか?」と単刀直入にMCが問うと、ジョンソンは「それを言ってしまったらサプライズにならないよ」と笑顔で答えつつ「脚本も手がけた自分としては、そう言ってもらえるのはうれしい。でもそれはただ驚かせるためのものではなく、感情面でとても腑に落ちるようなサプライズ」と続けた。
前作でフォースに目覚めたリドリー扮する主人公レイについて質問が飛ぶと、「レイがどのようにフォースと向き合うか、その道程が映画のメインストーリー」と語り、「これまでの『スター・ウォーズ』は主人公が大人に成長していき、自分の居場所を世界のどこかに見つけるということが大きな軸としてあった」と話す。そして「レイにはルークとはまた違った方法や道程が待っているよ」と明かした。MCから「レイがダークサイド(暗黒面)に落ちるのではないかといううわさもありますが……」と聞かれたジョンソンは、ふざけた調子で「それは本当(笑)」と質問に乗っかり、観客を驚かせた。そして「フォースの力で答えをひねり出してください。僕にジェダイのマインドトリックは効かないけどね(笑)」と呼びかけ会場を盛り上げる。
続いてドライバー扮するカイロ・レンについて「彼は僕が『フォースの覚醒』にハマった理由の1つ。J.J.エイブラムスが作り出したキャラクターはとても複雑なんだ。弱さを感じるし、どこか子供のようで、大人になりきれない側面もある。カイロ・レンのシーンを書いているときはとても楽しかったよ」と振り返った。物語の核心に触れるような質問が飛び交う中、ファンミーティングの場で明かしても問題のない新情報を求める声が上がる。ジョンソンが客席に座るプロデューサーをチラチラと見ながら恐る恐る「『LOOPER/ルーパー』にも出演してくれた、友人のジョセフ・ゴードン=レヴィットがクリーチャーの声優としてカメオ出演しているよ」と語ると、ファンは大盛り上がり。ジョンソンはプロデューサーを横目に「みんなのために罰を甘んじて受け入れるよ……」とジョークを飛ばした。
同シリーズでレイア・オーガナを演じ、本作の撮影終了後に死去したフィッシャーの思い出を語る場面も。ジョンソンは「キャリーと出会えたことは、この作品を通して得た経験の中でもハイライト。彼女がこの世にいないことが本当に悲しくてたまらないけど、少しでも一緒の時間を共有できたことに感謝している」と追悼する。そして「最後に会ったのは彼女の60歳の誕生日パーティ。キャリーはこの作品に関われたことがどんなに素晴らしい体験だったかと語ってくれた。映画の完成をとても楽しみにしていたんだ」と述べ、「この作品で彼女がとても美しい演技をしていること、そしてそれが映画として残ることが救い。彼女に『さよなら』を言えなかったすべてのファンにとって意味深い作品になればいいなと思う」と語った。
イベントにはそのほかゲストとして、「スター・ウォーズ」を愛してやまないという
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