ポン・ジュノが宮崎駿からの影響明かす、監督作「オクジャ」カンヌ映画祭で上映

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ポン・ジュノの監督作「オクジャ/okja」が現地時間5月19日、フランスにて開催されている第70回カンヌ国際映画祭で上映。ポン・ジュノとキャスト陣が記者会見に出席した。

第70回カンヌ国際映画祭にて。左からポン・ジュノ、ティルダ・スウィントン、アン・ソヒョン、ジェイク・ギレンホール。(写真提供:Philippe Farjon / VISUAL Press Agency / ゼータ イメージ)

第70回カンヌ国際映画祭にて。左からポン・ジュノ、ティルダ・スウィントン、アン・ソヒョン、ジェイク・ギレンホール。(写真提供:Philippe Farjon / VISUAL Press Agency / ゼータ イメージ)

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「オクジャ/okja」ポスタービジュアル

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Netflixのオリジナル作品である「オクジャ/okja」は、多国籍企業に追われる謎の巨大生物・オクジャを巡る物語。オクジャを守るため奮闘する少女ミジャをアン・ソヒョンが演じた。同映画祭ではコンペティション部門に出品されている。

「オクジャ/okja」

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会見にはポン・ジュノ、アン・ソヒョンのほか、ティルダ・スウィントンポール・ダノジェイク・ギレンホールらが参加。過去に手がけた「殺人の追憶」「グエムル 漢江の怪物」と同様、本作もジャンルを決めるのが難しいと言われていることについてポン・ジュノは「わざとジャンルを混乱させているわけではない」と述べ、「みんなが“ポン・ジュノジャンル”と呼んでくれることが光栄です」とにこやかに語る。

またポン・ジュノは「千と千尋の神隠し」など宮崎駿作品からの影響について問われると、「宮崎駿に憧れている」と明かし、自然との共存という分野における宮崎の功績をたたえる。続けて「オクジャ/okja」について「生命と動物、資本主義の関係を描いた作品です」と説明した。

劇場未公開作はコンペティション部門に出品されるべきではないという見解をはじめ、さまざまな論争を巻き起こしている本作。同部門の審査員長を務めるペドロ・アルモドバルらが自身の立場を表明している中、ポン・ジュノは「Netflixとの仕事は好きです。素晴らしい経験ができたと思っています」と胸の内を語った。

「オクジャ/okja」は6月28日よりNetflixにて全世界同時配信。

※配信日が6月29日に変更になりました。

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