1930年代のハリウッド黄金期を背景にした本作は、主人公ボビーと2人の美女のもつれた恋模様を描くロマンティックコメディ。アレンは「1930年代というのは、僕が生まれた時代だからすごく意味のある時代なんだ」と述べ、「当時のニューヨークは大恐慌の直後だったから、困難な時代だというのはわかっているんだけど、そこにはグラマーなナイトライフがあったんだよね。それをこの映画で描きたいと思ったんだ」と説明する。
メインキャストの
なおYouTubeで公開された動画はアレンのニューヨークのオフィスで撮影。アレンは「この映画はとてもグラマーで、ものすごくロマンチックで、そしてエキサイティングな1930年代のハリウッドが舞台の映画です」と作品を紹介している。
ウディ・アレン コメント
舞台となった1930年代について
1930年代というのは、僕が生まれた時代だからすごく意味のある時代なんだ。だからこれまでにも「ラジオ・デイズ」で描いた。楽しい思い出がたくさんあるんだ。当時のニューヨークは大恐慌の直後だったから、困難な時代だというのはわかっているんだけど、そこにはグラマーなナイトライフがあったんだよね。それをこの映画で描きたいと思ったんだ。
1930年代を舞台にラブストーリーを撮ろうと思った理由
それは、この物語を思いついたからだよ。浮かんだものがいい物語だと感じたり、全体として成立すると思えたら、それを脚本にするんだよね。「ブルージャスミン」にしても、あのとき偶然思いついたものだった。
クリステン・スチュワート、ブレイク・ライヴリー、ジェシー・アイゼンバーグについて
この3人について共通しているのは、ものすごく才能があり、しかもカリスマ性を持った俳優であるということ。クリステンはすごく美しくて、素晴らしい女優だ。ブレイクも美しいし、エレガントだし、気品がある。彼女はまるでグレース・ケリーのようだよね。ジェシーもすごく才能やカリスマ性がある。若い俳優で、悲しみや怒りが表現でき、シリアスな演技から笑える演技まで幅広く演じられる人は多くない。だけど、幸い僕はそれができる素晴らしい俳優を3人見つけることができたんだ。
日本について
日本の映画にはいつも大きな影響を受けてきた。何しろ、黒澤明は神みたいなものだからね。それから、日本にいつか行ってジャズの演奏をするのが夢なんだ。日本の人たちは僕のジャズバンドが演奏するような音楽を本当に理解して楽しんでくれると思うからね。
ナレーションを担当してみて
ナレーションをするのは楽しいんだよね。とりわけ、作家として映画のナレーションをするのは好きなんだ。そこに作家としての声を投入することができる。だけど、ほかの人と声の出演をしなくちゃいけないときは、スタジオに行ってその人と一緒に座って、自分の思い通りの声でやるためには、何時間も時間がかかる。だから、こういう映画の場合は、1人でやってきてすぐに終ってしまう。何が必要なのか正確にわかっているからね。自分で脚本を書いたわけだから。
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