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山本寛が新作アニメ「薄暮」の支援者募集、震災後の福島で生きる少年少女描く

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山本寛が監督を務める劇場アニメーション「薄暮」のクラウドファンディングが、CAMPFIREにて実施されている。

「薄暮」は、これまで山本が手がけてきた「blossom」、「Wake Up, Girls!」シリーズに続く“東北3部作”のラストを飾る作品。震災後の福島で生きる少年少女の姿を描き出す。山本は「どこにでもいる少女が体験する、どこにでもある生活。どこにでもある人生。どこにでもある恋。それは、震災後を生きる僕達にとっては、とても尊いものなんだ。そんな作品にしようと思っています」とコメントを寄せた。

現在実施中のクラウドファンディングでは、山本からの感謝状や本編エンドロールに名前を掲載する権利などが特典としてそろえられている。また、劇中に登場するキャラクターの命名権も用意された。

「薄暮」は2018年公開予定。

山本寛 コメント

この作品「薄暮」は、僕が勝手に銘打った「東北三部作」のラストを飾る、福島県いわき市を舞台としたアニメーション作品になる予定です。
今まで岩手県大槌町を舞台とした「blossom」、宮城県仙台市などを舞台にした「Wake Up, Girls!」を作って参りましたが、いよいよ、満を持して「福島」を描こうと思います。

とはいえ、今までの創作と同様に、そこまで社会性・メッセージ性の強いものにするつもりはなく、福島の「いま」を、素敵に生きる少年少女が描けたらと思っています。

実はこの作品の発案は20年前までさかのぼります。
大学時代に、この作品の最初のイメージを思いついたのです。
つまり構想20年、そういう意味でも「満を持した」作品だと言えます。
福島をどういう視点で描けば良いか、悩んでいる時に、このアイディアを思い出し、ドッキングすることにしました。

どこにでもいる少女が体験する、どこにでもある生活。
どこにでもある人生。
どこにでもある恋。

それは、震災後を生きる僕達にとっては、とても尊いものなんだ。

そんな作品にしようと思っています。

もちろん、「聖地巡礼」=コンテンツツーリズムを目的とした、さまざまな企画を連動させていきたいと思っています。
福島にひとりでも多くの方が興味を持っていただけることを期待しつつ。

なぜクラウドファンディングなのか。それはいろいろなところで断片的にお話していることなのですが、ひとことで言えば、この作品はできるだけ「しがらみ」のない、自由な場所で制作するべきだ、という考えが大きいところです。
自由で、素直で、豊かな作品を皆様にお届けするには、今はこれしかない。

この作品を実りあるものにするためにも、皆様のご協力を切にお願いしたいと思っています。
よろしくお願いいたします。

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