シド＆ナンシー最期の日々に迫るドキュメンタリーが公開

イギリスのパンクロックバンド、セックス・ピストルズのベーシストとしても活躍したシド・ヴィシャスと恋人ナンシー・スパンゲンの愛と生涯を映し出すドキュメンタリー「SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド＆ナンシー」の公開が決定した。

本作は、1979年2月に麻薬の過剰摂取により死亡したシドと1978年10月に刺殺体で発見されたナンシーの激しい恋愛模様と最期の日々をクローズアップしたもの。いまだ謎の多いナンシーの死について、目撃情報を語る友人や関係者の証言を通じて真実を暴いていく。初公開となる秘蔵映像や写真が登場するほか、シルヴェイン・シルヴェイン（ニューヨークドールズ）、リー・ブラック・チャイルドレス、マルコム・マクラーレンなど、彼らと親交があったアーティストのインタビューも。

監督を務めるのは、ザ・クラッシュのドキュメンタリー「ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ザ・クラッシュ」、ジョニー・サンダースの破天荒な生涯を追った「Looking for Johnnyジョニー・サンダースの軌跡」などを手がけたスペイン人、ダニー・ガルシア。ガルシアは、本作の完成時に「ずっと2人に憧れて育ちました。でも、この映画を手がけて初めて、彼らのことをようやく少し理解できた気がしています」とコメントを寄せている。

「SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド＆ナンシー」は、12月17日より東京・新宿K's cinemaほか全国にて公開。