ジョエル・エドガートンとキウェテル・イジョフォーが主演した同名映画をブロードウェイでミュージカル化した「キンキーブーツ」。この日本版ではオリジナルの音楽・演出・振り付けはそのままに、岸谷五朗が演出協力と上演台本に参加した。経営不振に陥った老舗靴工場の跡取り息子・チャーリーに小池徹平が、ドラァグクイーンのローラに三浦春馬が扮した。
小池は隣に立つ三浦を「この春馬の変わりっぷり。とにかく皆さん相当驚かれるのでは」とアピールし、「どんどん女の人に思えてきて、変な錯覚に陥るくらいです」と笑う。高さ12cmのヒールをはいて登場し、女性記者にそのくびれを褒められた三浦は「毎日ヒールを履き続けたから、それに適した筋肉になりつつあるのかな。専属トレーナーの方にも『ヒールを履いてるお尻になってきたね』って言われました」と返した。
ローラ役のメイクにかかる時間は40分で、ところどころ自分で化粧をできるようになったという三浦。「せっかく覚えましたが、今後(閉幕後)はメイクしませんよね?」と記者から尋ねられると、「……でもメイクは楽しいですね」と思わせぶりに笑う。会見の間、時折お互いを見つめ合う2人の仲の良さに、記者から「終わっても離れたくない関係性になりましたか?」と質問が飛ぶと、小池は「春馬の眼力が強いので、ぱっと見られたときとか、わっ!てなりますね。そんな目で見んじゃねえよ、って(笑)」と答えた。
三浦は2013年にブロードウェイ版の同作を観て以来、ローラを演じたいと思っていたとのこと。今作で演出・振り付けを担当したジェリー・ミッチェルについて「ブロードウェイ版の通りにやらなくてはという意識がどこかにあるのですが、彼は気持ちから入れるよう、心の機微を細かく伝えてくださったのでありがたかったです」と感謝を述べた。
最後に小池は「ご覧の通り見た目もものすごく派手だし、音楽も素晴らしい素敵なミュージカルに仕上がっていると思います。この生ローラを観に来てほしい」と訴えかける。そして三浦は「他人を受け入れれば自分や世界も変わるという大切なメッセージや、お父さんと息子の物語も描かれています。それをしっかりと届けられる作品ですので、ぜひみんなで観に来てほしいです」と取材を締めくくった。
その後行われた公開ゲネプロは、ミッチェルの「出演者と一緒に拍手をして、泣いたり笑ったりエンジョイして!」という挨拶からスタート。ローラに出会ったチャーリーが差別や偏見を捨てて、ドラァグクイーン専門の“キンキー・ブーツ”を作り靴工場を再生させるまでが、17曲のナンバーに乗せて描かれた。
「キンキーブーツ」は8月6日まで東京・新国立劇場にて上演後、大阪・オリックス劇場、東京・東急シアターオーブへと巡演する。
ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」
上演中~2016年8月6日(土)
東京都 新国立劇場 中劇場
2016年8月13日(土)~22日(月)
大阪府 オリックス劇場
2016年8月28日(日)~9月4日(日)
東京都 東急シアターオーブ
関連する特集・インタビュー
三浦春馬の映画作品
リンク
- ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」公式サイト
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
ユミ @N9cUoyBzmtqEZ7F
#キンキーブーツは三浦春馬の代表作
#キンキーブーツ👠 #kinkyboots
#ミュージカル
8年前の春馬さん❣️#毎日はるまs
#MiuraHaruma #HarumaMiura 三浦春馬
#三浦春馬 #春馬くん #三浦春馬さん 🌸🐎 https://t.co/00Vk5gm0Qr