映画ナタリー - 最新映画ニュースを日々配信

「バクマン。」製作者、監督への注文はマルサの女×キッズ・リターン!?藤本賞授賞式

68

第35回藤本賞授賞式の様子。

第35回藤本賞授賞式の様子。

本日6月17日、東京・パレスホテル東京にて第35回藤本賞の授賞式が開催された。

映画演劇文化協会が主催する藤本賞は、日本で唯一映画製作者を中心に表彰するもの。今年度藤本賞を受賞したのは、「映画 ビリギャル」の那須田淳と進藤淳一。那須田は「有村架純さんが主演ならぜひやりたいと申し上げたところ、快諾してくれた事務所の方々に感謝しております。ご協力いただいた吉田羊さん、伊藤淳史さん含め、皆様の素晴らしい演技を引き出せたことをうれしく思います」と、進藤は「那須田さんや土井裕泰監督といった何度かご一緒したことのある方たちだけでなく、今回は新しい人たちもたくさん参加していただいた。その方たちとまたどこかでご一緒できることを夢見て、次の作品に進んでいきます」と挨拶した。

特別賞を受賞したのは、「海街diary」の松崎薫。「(賞のもととなった)藤本真澄さんは、成瀬巳喜男さんの作品を担当していた。成瀬さんに近い是枝裕和さんの作品を製作したからこの賞をいただけたという選考理由を伺い、うれしく思います」と喜びを語る。

同じく特別賞を受賞した「バクマン。」の川村元気は、「僕が大根仁監督にお願いしたのは、伊丹十三さんの『マルサの女』が大好きなので仕事にまつわる映画を作りたいということ、そして観終わった感じは『キッズ・リターン』のような、少年たちが夢破れるが“まだ始まってもいない”と前を向くものにしたい、ということ」と明かす。「大根監督には『そんなアバウトなオーダー受けられない』と怒られたが見事に脚本にまとめていただきました(笑)。そしてサカナクションが音楽を担当してくれることになり、佐藤健くんと神木隆之介くんという素晴らしいキャスティングが実現し、映画が完成しました」と続けた。

そして奨励賞を受賞したのは、「恋人たち」の深田誠剛と小野仁史。深田は「『恋人たち』のような小さな作品にも光を与えていただき感謝しております。海のものとも山のものともわからないワークショップに参加してくださった篠原篤さん、池田良さん、成嶋瞳子さんをはじめとした俳優の皆さんにも感謝を伝えたい」と述べ、小野は「新人俳優の発掘がテーマでもあったので、3人がそろって新人賞を受賞したこともうれしかった。日本映画界が新しい風と、橋口亮輔監督のような才能を待ち焦がれていたことの証明だと思います」と話した。

映画ナタリーをフォロー