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4DX専用映画として制作された本作は、雨のたびに不可解な夢を見る女性・理佳が体験する恐怖を描く。清野のほか柳俊太郎、高橋ユウ、みやべほの、奈緒、田口トモロヲらが出演した。
この日観客とともに4DXで本作を鑑賞した清野は、濡れた髪のままで舞台挨拶に登場し「これ、すごいですね!」と大興奮の様子。「ストーリーに合わせて雨が降ったり座席が動いたり、背中からドン!って(振動が)来たりして、すごく入り込んで観ちゃいました」と感想を述べる。
そんな清野を見て、清水も「うれしいですね、これだけ怖がってもらえると。ホラー映画の主演女優さんは、『ホラー苦手なんです』って言いながらも、自分が出た作品は現場を覚えていて怖がってもらえないので」と思わず笑顔に。「私も現場を思い出しましたよ、『このシーン寒かったなあ』とか」と言う清野に、清水は「寒さは画に映らないんだね。6DXくらいになったらそういう効果が出るかも」と返した。
本作の4DX効果は韓国の制作会社が担当したとのことだが、清水は「ずっとエフェクトを付けてると疲れちゃうし、(他の作品の中には)『落ち着いて集中させてくれよ』っていうのもあった。だから最初は盛りだくさんだったエフェクトを削っていって、どうしたら効果的になるか、5回、6回は修正を出しましたね」とこだわりを語る。しかしあまりにも修正依頼を出し過ぎたせいで「この映画がきっかけで、修正は2回までっていう国際的なルールが作られてしまった」と裏話を明かす一幕も。
清野が苦労したのは極寒の2月にプールで撮影した水中シーンだという。清水が撮影日を振り返り「まだ昼も過ぎてないのに清野さんが『監督、限界です』って言ってきたから、『やれよ、女優なら』と思ったんですけど(笑)。でもだんだん顔が青ざめていって、気分も悪くなってしまったみたいで」と反省する。清野は「限界まで息を抜いて潜ってる状態なのに『もっとブクブクして』って言われたときもあって、『何言ってるんだ! 監督もやってみてください!』って思いました(笑)」と愚痴をこぼした。
最後に清野は「昔からホラー映画を観るのは自分の中でイベントの1つでした。皆さんもお友達と一緒にこの『雨女』を観て、夏の思い出にしてください。濡れて帰ってください!」と訴えかける。そして清水が「スマホやiPadで気軽に映像が観れるようになったので、劇場に足を運んでもらうきっかけになればと思い作りました」と作品に込めた思いを述べ、イベントを締めくくった。
「雨女」は6月4日より、全国のユナイテッド・シネマほかで4DX限定ロードショー。
※柳俊太郎の柳は木へんに夘が正式表記
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