巨大組織の陰謀に立ち向かう人々描く「カプリコン」「カサンドラ・クロス」初BD化

巨大組織の陰謀を題材とした1970年代発表の娯楽作「カプリコン・1」「カサンドラ・クロス」が国内初のBlu-ray化。7月13日に同時発売される。

1977年に日本公開された「カプリコン・1」は、火星へ行ったという事実の捏造を命じられた宇宙飛行士たちと、その陰謀に気付いた新聞記者が、真実を公にするため奮闘するさまを描いたサスペンスアクション。NASAの窓口であった職員の協力を得て撮影が進められたものの、終盤にNASAの上層部に企画内容が伝わり制作中止の圧力をかけられた作品だ。監督を務めたのは「ヤング・ブラッド」のピーター・ハイアムズ。

そして「カサンドラ・クロス」は、細菌の感染パニックに陥った列車を舞台にしたサスペンス。伝染病の拡散や国際問題化を恐れて事件を抹殺しようする米陸軍情報部の企てに、抵抗を試みる乗客たちの姿を追う。バート・ランカスター、ソフィア・ローレン、リチャード・ハリス、マーティン・シーンら個性豊かな俳優陣が出演に名を連ねた本作は、1976年に日本で劇場公開された。

なおどちらのソフトにも、特典としてオリジナル予告編とテレビ放送版の日本語吹替音声が収められている。