SAドキュメンタリー公開にメンバー感無量、「隣の人と肩組んで、楽しんで!」

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本日2月20日、パンクバンド・SAのドキュメンタリー「劇場版SA サンキューコムレイズ」の初日舞台挨拶が東京・新宿バルト9にて開催され、メンバーと監督の岩木勇一郎が登壇した。

「劇場版SA サンキューコムレイズ」舞台挨拶の様子。

「劇場版SA サンキューコムレイズ」舞台挨拶の様子。

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「劇場版SA サンキューコムレイズ」ポスター (c)2016 SA MOVIE PROJECT

「劇場版SA サンキューコムレイズ」ポスター (c)2016 SA MOVIE PROJECT[拡大]

本作は、2015年7月に行われた東京・日比谷野外大音楽堂ワンマンライブの様子を追った音楽ドキュメンタリー2部作。メンバーを中心に描く第1部「UNDER THE FLAG」と、“コムレイズ”と呼ばれるSAファンをフィーチャーした第2部「UNDER THE SKY」で構成される。当初は映画化する予定ではなかったうえ、2部構成にしたいと岩木から提案されて驚いたというボーカルのTAISEI。「びっくりしましたよ。監督、大丈夫か?って」と正直に打ち明け、「あの日は僕らにとって特別な日だった。でもSAだけでやれたライブじゃない、全国から来てくれたコムレイズが作ってくれたんだと考えると、彼らにスポットを当てた第2部もあるべきだと思った」と2部構成になった理由を力強く語った。

TAISEI(Vo)

TAISEI(Vo)[拡大]

本作の感想を聞かれると、TAISEIは「涙をこらえるのが大変だった。48歳のおっさんがボロ泣きしてるところを楽しみにしていてください」としみじみ。ギターのNAOKIも「『スクール☆ウォーズ』を観ているような感覚。まだ俺たち青春やれてるなって、目頭が熱くなった」と同意し、ベースのKENは「1シーンも見逃すところがない。みんなと一緒に観たいから個人的に映画館に行きます!」、ドラムのSHOHEIは「あの日だけじゃなくて、曲を作ったときのことまで思い出した。『SAって映画みたいだな、俺の人生って映画みたいだな』って」と感謝や賞賛の言葉を伝える。

「劇場版SA サンキューコムレイズ」舞台挨拶の様子。

「劇場版SA サンキューコムレイズ」舞台挨拶の様子。[拡大]

岩木は本作について、「ライブでは1曲目から私も周りのスタッフも泣いたり歌ったりしていて、コムレイズも泣いていた。親戚の結婚式のような空気だったので、SAサイドと客席サイド、両方から見せないと、この温かみは届けられないと思った」と解説。さらに「スタッフの人しか見たことのない、メンバーのライブ前の表情やしぐさなど、その場に居合わせているような感覚を感じてもらえたら」と、この2部作への思いに胸を張った。

サプライズに驚くKEN(右から2番目)。

サプライズに驚くKEN(右から2番目)。[拡大]

イベントでは、昨日2月19日に48歳の誕生日を迎えたKENに誕生日ケーキがサプライズで贈られる一幕も。客席からも「おめでとう!」と祝福の声が上がり、信じられないといった様子のKENは「こんなバンドです!」と感謝を噛み締める。最後にTAISEIが「野音から日は経ったけど、もう一度あの日を思い出して楽しめる映画です。隣の人と肩組んでもいいんで、楽しんでください!」とメッセージを送ると、会場にはコムレイズによる“SAコール”が鳴り響いた。

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