“映画探偵”発掘の名作・怪作・珍作が集結、伊藤大輔の時代劇や鉄道映画など29本

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「映画探偵の映画たち 失われ探し当てられた名作・怪作・珍作」と題された特集上映が、東京・ラピュタ阿佐ヶ谷にて12月20日から2月27日にかけて開催される。

「忠次旅日記(デジタル復元版)」 (c)日活

「忠次旅日記(デジタル復元版)」 (c)日活

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「映画探偵の映画たち 失われ探し当てられた名作・怪作・珍作」ポスター

「映画探偵の映画たち 失われ探し当てられた名作・怪作・珍作」ポスター[拡大]

「特急三百哩」 (写真提供:プラネット映画資料図書館)

「特急三百哩」 (写真提供:プラネット映画資料図書館)[拡大]

これは、映画の発掘に尽力する人々の活動に焦点を当てた書籍「映画探偵:失われた戦前日本映画を捜して」の刊行を記念して行われる企画。昭和初期に活躍した機関車が次々と登場する鉄道映画「特急三百哩」、本物のタコを主人公に置いた異色のドキュメンタリー「海魔陸を行く」、“時代劇の父”と称される伊藤大輔の監督作「忠次旅日記(デジタル復元版)」「薩摩飛脚」などバラエティに富んだ作品を紹介する。ほかに長谷川町子のマンガを原作にしたミュージカル仕立ての実写映画「サザエさん/七転八起の巻」や、戦前の大阪で活躍したアマチュア映画作家・森紅による短編アニメーション「ヴォルガの舟歌 扇光樂」など、計29作品がスクリーンにかけられる。

期間中は、活弁や生演奏付きの上映、同書籍の著者・高槻真樹らが登壇するトークイベントも開催。“映画探偵”たちの努力によって日の目を見た映画の輝きをじっくりと味わってみては。

映画探偵の映画たち 失われ探し当てられた名作・怪作・珍作

2015年12月20日(日)~2016年2月27日(土)東京都 ラピュタ阿佐ヶ谷
連日10:30より上映
※12月31日(木)、1月1日(金・祝)は休館
<上映作品>
「特急三百哩」
「海魔陸を行く」
「忠次旅日記(デジタル復元版)」
「薩摩飛脚」
「サザエさん/七転八起の巻」
「ヴォルガの舟歌 扇光樂」
「何が彼女をそうさせたか」
「海援隊快擧」
「天保泥絵草紙」
「荒木又右衛門」
「一殺多生剣」ほか
料金:一般 1200円 / シニア、学生 1000円 / 会員 800円
※水曜日は1000円均一

活弁・生演奏付き上映

1月16日(土)「何が彼女をそうさせたか」
<出演者>
片岡一郎(活動弁士)

1月21日(木)「何が彼女をそうさせたか」
<出演者>
片岡一郎(活動弁士)/ 上屋安由美(ピアニスト)

2月14日(日)「海援隊快擧」「天保泥絵草紙」
<出演者>
坂本頼光(活動弁士)/ 宮澤やすみ(三味線演奏)

トークイベント

1月9日(土)「荒木又右衛門」「一殺多生剣」ほか上映後
<出演者>
牧由尚(日本映画史研究家)/ 高槻真樹(SF・映画研究者)

2月14日(日)「海援隊快擧」「天保泥絵草紙」上映後
<出演者>
坂本頼光(活動弁士)/ 高槻真樹(SF・映画研究者)

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