33歳のセルビア人監督デビュー作、故郷に暮らす青年の葛藤を映し出した予告編

33歳のセルビア人監督イヴァン・イキッチの長編映画デビュー作「バーバリアンズ セルビアの若きまなざし」の予告編が、YouTubeにて公開された。

本作はコソボ紛争中にセルビアの首都ベオグラードで思春期を過ごしたイキッチの「自分たちのような“忘れられた世代”の憤りを描きたい」という思いをきっかけに誕生した人間ドラマ。セルビアに暮らす青年ルカの葛藤や、彼が自らの居場所やアイデンティティを模索するさまが描かれている。主人公を演じるのはジェリコ・マルコヴィッチ。そのほかキャストに起用された者の多くは、イキッチが本作の舞台となった街で出会った演技経験のない不良少年たちだという。

予告編には、仮釈放中のルカが退屈な日々をやり過ごすさまや、若者たちがコソボの独立宣言に対する抗議デモの名目で暴動を起こす姿などが収められている。

「バーバリアンズ セルビアの若きまなざし」は、2016年1月より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次ロードショー。