「ボクは坊さん。」トークショー、僧侶姿の伊藤淳史「背筋が伸びます」

本日8月27日、「高野山カフェ in 丸の内ハウス 2015」のプレス内覧会が東京・新丸ビル「MUS MUS」にて行われ、高野山開創1200年を記念して製作された「ボクは坊さん。」のキャストの伊藤淳史と山本美月、僧侶の白川密成が登壇した。

「ボクは坊さん。」は、白川が自身の体験をつづった同名書籍を原作とするヒューマンドラマ。突然の祖父の死をきっかけに、実家の寺を継ぐことになった青年の奮闘を描く。24歳の若さで栄福寺の住職となる主人公・白方進に伊藤が扮し、進の幼なじみである京子を山本が演じている。

白川と同じ僧侶の姿で登場した伊藤は、「背筋がすっと伸びる気がしますね」とコメント。「普段お芝居をするときは、自分で気持ちを乗せたりできる限りのことをやろうという思いで臨んでるんです。でも読経については、密成さんに『力みすぎ』『気持ちを込めすぎ』と言われて、力を抜いて淡々とやるように教えていただきました。そこがお芝居とは真逆に感じられて、難しかったですね」と振り返る。また、「以前は、お坊さんをどこか特別な存在のように思っていたんです。でもこの作品に出演したことで、当たり前ですけど、お坊さんも悩んだり苦しんだり悲しんだりするんだなと知って。『お坊さんって身近な存在かも』と思えるようになりました」と語った。

本作で白無垢姿を披露した山本は、「ウエディングドレス派だったんですけど、白無垢もいいなって思いました」と語り、伊藤から「すごくきれいでした」とほめられ照れた表情を見せる。イベントの終盤には、高野山カフェのメニュー「精進酢豚もどき」を伊藤と山本が食べ、豚肉の食感を再現するために使われた食材を当てるというクイズコーナーも。3択の中から「山芋」を選び見事正解した伊藤は、「本物の酢豚よりおいしかったです」と料理を絶賛していた。

今年で9年目を迎える「高野山カフェ in 丸の内ハウス 2015」は、都心で気軽に仏教体験ができる期間限定イベント。明日8月28日から9月6日にかけて開催され、僧侶と気軽に話せるライブトークイベントや、高野山の絶景写真などの展示、屋外テラスでの「青空写経」体験などを楽しむことができる。

「ボクは坊さん。」は10月24日より全国でロードショー。四国エリアでは、10月17日から先行公開される。