バイオレンス映画の巨匠サム・ペキンパーの生涯に迫る記録映画、予告編公開

バイオレンス映画の巨匠サム・ペキンパーの生涯に迫るドキュメンタリー「サム・ペキンパー 情熱と美学」が、9月より全国で順次公開される。今回その予告編が公式サイト及びYouTubeにて発表された。

ペキンパーに関する書籍「PASSION & POETRY SAM PECKINPAH IN PICTURES」（日本未出版）を執筆した映画史家・映画製作者のマイク・シーゲルが監督を務めた同作。関係者からの証言を通し、南北戦争時代の復讐劇を描いたデビュー作「荒野のガンマン」、スローモーションを多用した独特の映像表現が高い評価を受ける西部劇「ワイルドバンチ」など、心臓発作で亡くなる59歳までに14本の映画を遺したペキンパーの歩みを追う。

「私自身や人生のすべてをスクリーンにぶつけた」「頭にあるのは映画を作ることとその喜びだ」などペキンパーの印象的なセリフが切り取られた同予告編には、娘のルピタ・ペキンパー、俳優のジェームズ・コバーン、R・G・アームストロングらが登場。法律家の父が支える厳格な一家に生まれ、薬物依存に苦しみながらも多くの仲間に愛されたペキンパーの人生を、監督作の抜粋映像とともに振り返っていく。