「犬神家の一族」などに出演した名バイプレイヤー、加藤武が86歳で逝去

4

53

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 44 20
  • 2 シェア

俳優で劇団文学座代表の加藤武が7月31日に逝去した。86歳だった。同日スポーツジムのサウナにて倒れ、東京都内の病院へ運ばれた後に死亡が確認されたが、詳しい死因は明らかになっていない。葬儀は親族のみで執り行う。

加藤武

加藤武

大きなサイズで見る

加藤は1929年に東京で生まれ、幼少期より歌舞伎を愛好した。早稲田大学を卒業後、中学の英語教師を1年間務めた後、1952年に文学座に入団。数多の舞台を踏む傍ら、1955年の銀幕デビュー以降は黒澤明や今村昌平作品を中心に映画にも出演。実力派バイプレイヤーとして知られ、代表作に「悪い奴ほどよく眠る」や「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」といった金田一耕助シリーズ、「仁義なき戦い」シリーズなどがある。近年は「釣りバカ日誌」シリーズにて活躍し、7月19日に東京・お江戸日本橋亭で開いた「語りの世界」が客前に立つ最後の仕事となった。なお、今秋には可児市文化創造センターと文学座の共同制作公演「すててこてこてこ」で三遊亭円朝を演じる予定となっていた。

この記事の画像(全1件)

読者の反応

  • 4

ひらが @hrg_71336

「風林火山」の諸角さんが好きでした。
「平和で残念ながら現在、世界は平和であると思っていられません。」
が忘れられません。
そんなまっすぐな言葉が今は必要なんだと思います。
ありがとうございました。

加藤武さんが86歳で逝去 http://t.co/HQxnmJxamW

コメントを読む(4件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 釣りバカ日誌 / 悪魔の手毬唄(1977年) / 犬神家の一族(1976年) / 悪い奴ほどよく眠る / 加藤武 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。