“映画の天才”羽仁進の監督作20本が大阪で一挙上映、トークショーも

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大阪のシネ・ヌーヴォにて「映画の天才 羽仁進映画祭」が、6月13日から7月3日まで開催される。

「不良少年」のワンシーン。(c)岩波映像

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「教室の子供たち」のワンシーン。(c)岩波映像

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1952年に「生活と水」で監督デビューを果たした羽仁は、教育や動物を題材にした記録映画を多数制作。その後、素人俳優の起用や即興を利用した演出などドキュメンタリー的要素の強い劇映画を手がけ、高い評価を受けた。

「映画の天才 羽仁進映画祭」ポスタービジュアル

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特集上映には、教室で過ごす小学生たちを活写し、教育映画祭最高賞に輝いた「教室の子供たち」、実際に非行経験のある素人の少年たちをキャスティングし、繁華街や留置所での姿を描いた「不良少年」といった羽仁の代表作がそろう。ほかに寺山修司が脚本を担当した「初恋・地獄篇」、アフリカを舞台に現地人の少女と文明社会から来た青年との恋を描く「アフリカ物語」など20作品が上映される。

会期中にはトークショーも行われ、「ゆきゆきて、神軍」「全身小説家」の原一男や羽仁本人も登壇。ウィーン国際映画祭やニューヨークのリンカーンセンターで特集上映が行われるなど、世界的な再評価が進む羽仁の作品と触れ合える絶好の機会だ。

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映画の天才 羽仁進映画祭

2015年6月13日(土)~7月3日(金)大阪府 シネ・ヌーヴォ
<上映作品>
「生活と水」
「教室の子供たち」
「絵を描く子どもたち」
「動物園日記」
「不良少年」
「彼女と彼」
初恋・地獄篇
「恋の大冒険」
「午前中の時間割り」
アフリカ物語」ほか
料金:当日券 一般1400円 / 大学生1200円 / シニア1100円 / 会員1000円 / 高校生以下800円 / 3回券3600円 / シニア3回券3000円 / 会員3回券2700円
前売り券 1回券1200円 / 3回券3000円 / 期間中フリーパス券(限定20枚)1万円
※18:00以降の回は当日でも1200円均一

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