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初恋・地獄篇

ハツコイジゴクヘン

解説

失語症的な疎外の時代に生きる、少年と少女の不安定な愛を、シネマ・ヴェリテ的手法を導入して描いた作品。主人公のシュンが7歳の時、父が死に、母は再婚した。救護院に入ったシュンは、彫金師に引き取られ、そこで成長する。シュンはある日、ナナミという少女と知り合う。彼女は集団就職で上京して、今はヌードモデルをやっている。二人は安ホテルで抱き合うが、シュンは当惑し不成功に終わった。映画はシュンの過去と現在を交互に描きながら、グロテスクに肥大した現実をインタビュー。8ミリ映画、隠し撮りなどを取り入れながら多層的に捉えていく。性の萌芽のおののきが痛々しい。

上映時間:108分 / 製作:1968年(日本) / 配給:ATG=羽仁プロ

(C) PIA

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