日本の18禁カルトアニメがハリウッドで実写化、監督のインタビュー映像到着

マイケル・ジャクソンや氷室京介のMVを手がけてきたラルフ・ジマン監督の最新作「カイト/KITE」が、4月11日に公開される。それに先駆け、ジマン監督の特別インタビュー映像が届いた。

「カイト/KITE」は1998年に梅津泰臣監督が手がけた18禁アニメをもとにしたSFアクション。少女たちが性の奴隷として売買される荒廃した近未来を舞台に、暗殺者として育てられたサワの壮絶な復讐を描く。「アンダーワールド 覚醒」のインディア・アイズリーが髪の毛を赤く染め、幼くして両親を人身売買組織に殺害されたサワに、「アベンジャーズ」のサミュエル・L・ジャクソンが彼女を暗殺者に育てる刑事のアカイに扮する。ちなみに、アイズリーは「ロミオとジュリエット」のオリヴィア・ハッセーの娘である。

インタビュー映像で、制作の経緯や役者とのコラボレーションについて語っているラルフ・ジマン監督。「アニメ作品の実写化はとても難しいことなんだ」と述べつつも「まず色使いでアニメの雰囲気を出した。これはアート作品だから、そういうセンスを忘れないように」と原作への敬意を告白している。

「カイト/KITE」は4月11日から東京・ヒューマントラスト渋谷ほかにて全国順次ロードショー。