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試写会感想まとめ

浜辺美波×目黒蓮「ほどなく、お別れです」は“ふわりと温かな気持ちが残る映画”、試写会感想まとめ

PR映画「ほどなく、お別れです」

浜辺美波目黒蓮がダブル主演を務める映画「ほどなく、お別れです」が、2月6日より全国で公開。これに先駆け、去る1月14日に一般試写会が実施され、映画ナタリーの読者が参加した。中には親子、孫と祖母、友人同士など“大切な人”と鑑賞した観客もおり、満足度は90%を超える結果に。本記事では、鑑賞後の感想を一部抜粋して紹介する。

長月天音の同名小説シリーズをもとにした本作は、葬儀会社・坂東会館でインターンとして働き始めた清水美空(しみずみそら)と、彼女を指導する指南役の葬祭プランナー・漆原礼二(うるしばられいじ)が“最高の葬儀”を目指すヒューマンドラマ。美空は漆原の厳しい指導にくじけそうになりながらも、遺族や故人にとことん寄り添う心遣いに、いつしか憧れを抱くようになる。「今夜、世界からこの恋が消えても」の三木孝浩が監督を務め、脚本を岡田惠和監修のもと、ドラマ「ライオンのおやつ」の本田隆朗が執筆した。

観終わったあとに、ふわりと温かな気持ちが残る映画

葬儀という悲しいテーマを扱いながらも、観客からは「なぜか前向きになれる」「心がじんわり温かくなる」とポジティブな感情になれたという声が。「見る前は『辛くて、泣いて泣いて仕方なくなるのでは』と思っていた。しかし実際は、悲しさの中にも希望や家族の愛、人の温かさが常に流れていて、決して辛いだけではなかった。むしろ観終わったあとには、ふわりと温かな気持ちが残る映画だった」といった感想が届いた。そう感じさせた要素の1つが、美空の天真爛漫なキャラクターだ。「美空の成長を描いた物語としての側面もあり、ときどきクスッと笑える場面がいいアクセントになっていた」「泣きながら笑うという忙しい場面もありました」「漆原との微笑ましい場面もあり、重いテーマの中でも心が温まる瞬間があったのが印象的」と、彼女の存在が物語に“光”を与えていたと語るコメントも見られる。

「ほどなく、お別れです」場面写真。浜辺美波演じる清水美空

「ほどなく、お別れです」場面写真。浜辺美波演じる清水美空 [高画質で見る]

また劇中では、葬儀に臨む複数の遺族の姿が描写されていく。「生い立ちや生前どう生きていたのか、そんな背景が全て綺麗に描かれていて素敵」「1つ1つの家族の別れの区切りを大切に扱われていて、それぞれのご家族に感情をいれながら見ることができた」といった丁寧な構成を称賛するものがあり、「(遺族それぞれが)美空と漆原さんの一言で何か“失ったピース”がカチッとハマるような表情に変わる」と、繊細な心の移り変わりに触れるコメントもあった。

タイトル「ほどなく、お別れです」に込められた意味とは

本作のタイトルは、漆原が出棺のときに優しく「ほどなく、お別れです」と告げる姿から引用されている。観客からはこの言葉への言及も多く、「死をもって終わる別れではなく、またあちらで会える日までの“ほどなくのお別れ”という意味も込められているのだと気づかされ、深く考えさせられました」「全ての人達が納得した最期を迎えられる訳では無いのでしょう。でも何とかつける折り合いに繋がる最期の言葉なのだと思いました」といった感想が寄せられた。加えて「その言葉が、登場人物たちの想いと、これまで自分が見送ってきた故人の記憶と重なり、胸に深く響いた」「苦しくなったらこの言葉を思い出せば生きていけそうだなって勇気をもらいました」と、自身と重ね合わせながらこの言葉を捉える人も。

「ほどなく、お別れです」場面写真。目黒蓮演じる漆原礼二

「ほどなく、お別れです」場面写真。目黒蓮演じる漆原礼二 [高画質で見る]

そして本作から「大切な人と過ごしている日常は、決して普通ではなく、かけがえのない宝物なのだと強く感じた」「人生の終わりと向き合うことで、『生きること』を見つめ直させてくれる」というメッセージを受け取った観客もいた。祖父を亡くした人からは「いつまでも長生きすると勝手に思っていたので『ありがとう』と言えなかったことを今でも後悔しています。その後悔を思い出し、さらに泣きました」、祖母が施設に入所している人からは「たくさん面会に行って、いつか来るお別れの日までたくさん祖母に感謝や大好きな気持ちを伝えようと思いました」という言葉が。「『自分が大事だな、大切にしたいなと思える人には、たくさんポジティブな言葉をかけて楽しい時間を一緒に過ごしたい』と以前より強く思うようになりました」と今後の人生への思いをつづった推薦文も届いた。

“大切な人とのお別れ”を改めて考えるきっかけに

本作で葬祭プランナーの魅力を知った人も多く、「人への深い思いや故人への敬意、遺族への真摯な配慮を伴う素晴らしい職業であると理解できました」「良かれと思って行う遺族を思いやる行動であっても、遺族の気持ちを第一に考えなければ、かえって凶と出てしまうこともある。その難しさや葛藤が描かれていた」という感想が。“大切な人とのお別れ”である葬儀について「故人のためよりも、遺族が生きていくために必要な儀式なのかもしれない」と捉え方の変化が生まれたというコメントや、「悲しい機会が自分に降ってきた時、しっかりその儀式に向き合おう、参列しようと思いました」と、改めて考えるきっかけになったという声も見受けられる。

「ほどなく、お別れです」場面写真。浜辺美波演じる清水美空(左)、森田望智演じる赤坂陽子(右)

「ほどなく、お別れです」場面写真。浜辺美波演じる清水美空(左)、森田望智演じる赤坂陽子(右) [高画質で見る]

87歳の祖母と鑑賞した人からは「『お別れの日』について考えることはこれまで避けてきた。遠くて近い未来を思うのは怖かったが、この作品を通して少しだけその怖さが和らいだように感じる」とコメントが到着。“死”に関して「人はいつか同じ場所に行くということを伝えているような気がしました」「『またいつか他の世界で会える、誰かが迎えに来て案内してくれる』。そういう見方をすることができて、未来への不安が軽くなりました」と語るものもあった。

目黒蓮の“声”を称賛 / 豪華キャスト陣とのアンサンブルに「全員が主役」

先頃行われた完成披露舞台挨拶では、妻を事故で亡くす柳沢亮太役の北村匠海が目黒の“声”に助けられたと明かしていた。このたびの試写会では「声がとにかく良い! “ほどなくお別れです”と言うセリフを聞く度に毎回グッときて涙が流れました」という感想が。「納棺の儀がめちゃくちゃ綺麗で麗しく素敵でうっとりしました」「動きに隙や違和感がなく精一杯、漆原さんが故人様へ向き合っている姿は圧巻」「彼のような亡くなった人のことを考えてくれる素敵な人に葬儀を任せたいなと思いました」といった称賛の声も集まっている。

「ほどなく、お別れです」場面写真。目黒蓮演じる漆原礼二(左)、光石研演じる坂東稔(右)

「ほどなく、お別れです」場面写真。目黒蓮演じる漆原礼二(左)、光石研演じる坂東稔(右) [高画質で見る]

北村のほか、森田望智古川琴音志田未来渡邊圭祐野波麻帆西垣匠久保史緒里原田泰造光石研鈴木浩介永作博美夏木マリも出演した本作。その演技のアンサンブルを「登場人物全員が主役だと思いました」「良い意味でどの俳優さんも目立たず役に馴染んでおり、エピソードだけに集中して観ることができた」とたたえる言葉も見られた。

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©2026「ほどなく、お別れです」製作委員会 ©長月天音/小学館

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