“映画ごはん”は食べる二次創作!まめごはんにインタビュー
──まずは映画を好きになったきっかけを教えていただきたいです。
子供の頃は頻繁に映画館へ行くというより、「金曜ロードショー」で映画を観ていました。「いい映画の日は夜更かししてもいい」という母のルールがあって、「
──それは何歳くらいでしたか?
自分のお金で映画を観に行けるようになった、23歳頃ですね。「
──まめごはんさんは、マーベルのような作風の作品だけでなくアートフィルムもお好きですよね。
そうなんですよ。「ミチバチのささやき」「
──まめごはんさんはケータリングのお店でお仕事をしながら、月に一度「映画ご飯会」を主催していますが、どのようなきっかけでスタートしたのでしょうか?
学生時代の友達が映画の上映活動をするチームに所属していて、メンバーと仲良くなったことがきっかけです。そのチームのイベントで、上映作品をテーマにしたごはんを作ってくれないかと依頼があり、やってみたら面白かったんです。だんだん、劇中に登場する食事の再現ではなく、作品をテーマにレシピを考えるようになっていきました。味で映画の素晴らしさを思い出したり共有することができるのは楽しいなと感じて、「映画ご飯会」を始めました。徐々に月1ペースになった感じです。
──劇中に登場する食事の再現ではなく、映画をテーマにレシピを考えるというのは面白い試みですよね。
レシピを考えていると、映画への理解が深まる気がするんです。例えば洋画の場合、まずは物語の舞台になっている国から調べるんです。今回の「
──料理にすることで映画の理解が深まるだけではなく、好きな気持ちの表現にもなるのでしょうか?
そうですね。私は、映画ごはんを“食べる二次創作”だと思ってます(笑)。ファンアートとかよく見かけますけど、私は絵がそんなに上手じゃないので、どうやってこの愛を表現したらいいんだろう?というところからたどり着きました。食べれば自分の血肉になるっていうのも、うれしいポイント。おいしいとかまずいって、みんなで共有するのが楽しいし、作ったものがおなかに収まって終わるのも始末がいいなと思うんです。
──やっぱり、おいしい料理が出てくる作品は創作意欲が湧くものですか?
台湾映画やインド映画はおいしそうな料理を食べるシーンが多いので、もちろん「いいな」と思いますが、実はそれよりも、おいしくなさそうなごはんが出てくるほうが、そそられるんですよ(笑)。例えば「
──映画ごはんを作る際に、大切にしていることを教えてください。
劇中に登場する料理を再現するときは、なるべく現地で使われている調味料や食材をそろえるようにしています。また映画をイメージした料理を作るときは、どんなビジュアルでも味はおいしくするように心がけていますね。あとは、最近だとお客さんに提供することも多いのですが、食べやすさよりも、自分の中のイメージを具現化することを優先しています。あえて野菜をでっかく置いてみたり。そっちのほうが映画のイメージに合うと思ったら、その気持ちを大事にしています。
──こだわりが詰まった映画ごはんなんですね。今回は「映画弁当」を作っていただきましたが、今後作ってみたいなと思う作品はありますか?
最近だと
まめごはん
1991年生まれ、福島県出身。ケータリングや卸を中心に料理関係の仕事をしている。無類の映画好きで、月に一度「映画ご飯会」を開催中。
まめごはん / yuka endo (mame__gohan) | Instagram
今回お弁当になった映画について
マッドマックス 怒りのデス・ロード
「マッドマックス サンダードーム」から約30年ぶり、2015年に発表された「マッドマックス」シリーズ4作目。資源の枯渇した近未来を舞台に、凶悪なイモータン・ジョー軍団に捕らえられた元警官マックスが、反乱を計画する女戦士フュリオサらと力を合わせ、自由を求め奮闘するさまが描かれる。監督・脚本は
ミツバチのささやき
1985年に日本公開された、
TENET テネット
2020年に公開された
浅井🐏 @as1tks_
尾崎南さん????
べつの尾崎南さんですよね? https://t.co/jy7AUxyVEJ https://t.co/rn81Ag2kOg