100人の王族たちが出席
1976年に月刊プリンセス(秋田書店)で連載を開始し、2026年9月に50周年を迎える「王家の紋章」。今回のパーティには、細川智栄子あんど芙~みん、そして抽選で参加権利を勝ち取った100人の“王族”のほか、編集部をはじめとした関係者が集い、ビュッフェを楽しんだ。
パーティ内ではファンが10人ずつに分かれ、それぞれが細川智栄子あんど芙~みんとともに記念撮影を行う時間も。撮影後には細川智栄子あんど芙~みんがファン1人ひとりと握手をしながら笑顔で言葉を交わしており、思わず涙をこぼしてしまうファンの姿も見受けられた。
エジプト・アラブ共和国大使から感謝状も
会場には駐日エジプト・アラブ共和国大使のラギィ・エルエトレビ閣下も出席。細川智栄子あんど芙~みんに向けて、「王家の紋章」が長年にわたりエジプトと日本の架け橋となっていることに感謝を述べた。また2人に“知識と想像力は歴史に命を与えることができる”ということを象徴する古代エジプトの命の鍵・アンクを贈呈。さらにエジプトの観光・考古大臣から2人へ、エジプト訪問への正式招待が伝えられる。感謝状とプレゼントを授与した細川智栄子あんど芙~みんは、そのお礼にと、ラギィ・エルエトレビ閣下夫妻にサイン入りの色紙を贈呈した。
エジプトはとても大切な場所
来場者に向けて、細川智栄子はエジプトでの思い出を語りながら、「エジプトは私にとって、とても大切な、忘れられない場所。読者の方からも、遺跡の中で『王家の紋章』の歌を歌っていたら、たまたまほかに来ていた観光客の中にも『王家の紋章』の読者がいて、みんなで大合唱して楽しんだなんて話を聞いたことがあるんです。これからもエジプトがますます繁栄して、観光をしに行ってくださる方が増えますように、私たち2人でいろんな物語を描いていきたいと思っています」と語る。続く芙~みんも「随分前にエジプトに伺ったときに、夢とロマンをいただいて、次々と新しいアイデアも出てまいりまして、本当に幸せでした」と振り返る。また「私たちは締切を破ってばかりおりますので(笑)、秋田書店の皆様にはご苦労をかけているんですけれど、皆さんのおかげで今日まで連載を続けてこれました」「読者の方たちの温かい声が私たちの何よりの喜びでございます。これからも元気にがんばっていきたいと思います」と感謝を言葉にした。
細川智栄子あんど芙~みんは、キャロルのように愛に溢れている
閉会の際には、月刊プリンセス編集部の編集長である山本侑里氏が登壇。山本氏は「細川先生おふたりは、イズミルのようにマンガに一途で、メンフィスのようにマンガに対して情熱的で、読者の皆様に面白いお話を届けたいという気持ちでマンガを描いていただいています。そして何より、キャロルのように愛に溢れたお方々です」とコメントする。また山本氏は「学生の頃からプリンセスと『王家の紋章』を読んできて、今はこうして編集長をさせていただいていて。2026年1月号の原稿もすでに見ている身なのですが、すっごく面白い最新話ができあがっています」と報告し、客席からは大きな拍手が贈られる。「本当に毎回面白さを更新していて、驚きと感動と、そしてときめきを忘れてはいけないなという気持ちで、こちらも元気をいただいております。これからもよろしくお願いいたします」と2人へ愛と感謝を伝えた。
なお来場者にはお土産として、50周年を記念したカレンダー、ブロマイド、ステッカー、マグカップ、コースターが進呈。さらにパーティの中では、2026年秋頃に東京、大阪、福岡にて原画展の開催が行われることも発表された。50周年に向けてますます盛り上がりを見せる「王家の紋章」の展開に注目しておこう。
「王家の紋章」連載50周年記念原画展告知PV
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【イベントレポート】「王家の紋章」パーティで細川智栄子あんど芙~みんと100人の“王族”とのふれあい
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